早稲田大学内にあるミュージアムの魅力が体験できるイベント「Museum Week」が5月13日、始まった。
2015(平成27)年に始まった同イベントは早大文化推進部が主催し、現役の学生が「文化推進学生アドバイザー」として企画・運営を行う。キャッチフレーズは「予想外がまっている」。
学内にある「演劇博物館」「會津八一記念博物館」「早稲田大学歴史館」「早稲田スポーツミュージアム」「国際文学館(村上春樹ライブラリー)」など、それぞれのミュージアムで企画展を展開する。ワードパズルや早大公式マスコットキャラクター「ワセダベア」を見つけてキーワードを完成させる「ワセダベアをさがせ! Inミュージアム」などの各ミュージアムの魅力に触れてもらう企画も用意し、参加者にはオリジナルグッズを進呈する。ギャラリートークも企画する。
恒例となっている「ワセメシスタンプラリー」では、過去最多の86店舗が参加する。期間中に早大の各キャンパス周辺にある対象の飲食店で食事またはテイクアウトをするともらえるスタンプを5つ集めた人にオリジナルウオーターボトルを進呈する(応募者多数の場合は抽選)。一部店舗では「Museum Week」とコラボした限定メニューも提供している。
部活動やサークルによるパフォーマンスも行う。15日は西早稲田キャンパスで和太鼓サークル「魁響(さきがけひびき)」のコンサートを、會津八一記念博物館前では16日に「早稲田大学・法政大学 合同応援デモンストレーション」を、20日によさこいやダンスの「Museum LIVE」を行う。
17日には大隈記念講堂の小講堂で琉球朝日放送が制作した「命ぬ水 ~映し出された沖縄の50年~」を上映。沖縄の水質汚染問題を取り上げた作品で、第23回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」を受賞している。
文化推進学生アドバイザー・統括の政本里彩さんは「早稲田にはいろいろな文化があるということを届けたい。普段行かない場所にも足を運んでもらえる機会にしてもらいたい。学内だけではなく、周辺飲食店の魅力も知れる企画なので、街を愛するきっかけになれば」と話す。
入場無料。5月24日まで。