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「演劇、ちょっとやってみたい」をかなえる発表会 高田馬場の放映新社で

シアターパーク出演者と講師

シアターパーク出演者と講師

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 高田馬場の芸能プロダクション、放映新社(新宿区高田馬場1)が5月19日、タレントや俳優を目指さない人を対象にした演劇スクール「シアターパーク」第1期生の発表会を行った。

「シアターパーク」第1期生 発表会の様子1

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 同社は1990(平成2)年創業の芸能プロダクションで、アニメ「ラブライブ!」の星空凛役を務める飯田里穂さん、ミュージカル「刀剣乱舞」の今剣役を務める大平峻也さんなどが所属する。

 「シアターパーク」は同社の新規事業で、俳優を目指さない人の「演劇、ちょっとやってみたい」という思いを実現する場所として企画する3カ月間の演劇ワークショップ。ほとんどの参加者が未経験者で、「自分を変えるチャンスだと思った」「コミュニケーションが苦手、でも自分を何らかの形で表現してみたい」「子どもの頃から興味があったが踏み込めなかった演劇に挑戦したい」などの動機で参加したという。

 発表会では、10人を3グループに分け、同社所属の俳優・脚本家、坂本直季さんの書き下ろし台本を上演した。劇中では、講師を務めたクラーク記念国際高校(高田馬場1)の秋山耕太郎教諭の指導で、一人一人が作詞したラップを披露する場面も設けた。

 企画・プロデュースを担う小林百合子社長は終演後、「演劇には一人一人の日常をより良いものに変える力があることを知ってもらいたい、体験してもらいたいという思いで企画した。第1期生の皆さんが舞台に立つことで経験したこと、感じたことが、より良い明日への一歩になると信じて、今後もこの取り組みを続けていきたい」と話した。

 現在、9月からスタートする第2期生の募集を行っている。同社所属俳優でレッスン講師も務める伊藤白馬さんは「作品づくりの過程で人間同士が密に関わり合うことで、楽しいだけではない、いろいろな感情が生まれる。会社や学校が他者と関わり合う『本番』とするなら、シアターパークは講師陣が見守る安全な『練習』の場。勇気を出して飛び込んでみてほしい」と呼びかける。

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