みんなにやさしいまちづくりをテーマにした「井戸端トーク」イベントが3月10日、戸塚地域センター(新宿区高田馬場2)で開催される。主催は戸塚地域の住民らが運営する戸塚地域福祉会議。
「内藤とうがらし」の苗を受け取る学生NPO農楽塾とうがらし課の課長を務める林幸歩さん(右手前)
戸塚地域福祉会議は、地域のネットワーク化を図ることで、共助・協働の仕組みづくりを推進することを目的とする、地域住民と地域のNPO、市民活動団体、社会福祉法人などとの交流の場。2003年から活動し、毎月第2水曜にミニ勉強会を開催。毎回20人前後が参加するという。「井戸端トーク」は、1年間の活動の集大成として、誰でも参加できるイベントとして開催する。
当日は、参加者がグループに分かれて「子育て」「高齢者」「地域」などのテーマで、悩みや課題について自由に意見交換を行う。
同会議メンバーの一人、向井直也さんは「井戸端トークは、少人数のグループに分かれて困っていることや悩んでいることを、ご近所さん同士の立ち話のように気軽な気持ちで話してもらう場。地域の人たちが知り合うきっかけづくりと、みんなが何に困っているのか、どんな問題を抱えているのかを知る機会にしたい」と言う。
「地域自治というものが機能しなくなってきている。これからは今の時代に合った形の地域のつながりの再生が必要だと感じている。これまで地域自治の中心だった人たちだけでなく、若い働く世代の人たちが関われる仕掛けを模索している。今回の井戸端トークには、子どもを持つ親世代にぜひ来てほしい」と呼び掛ける。
会場では「児童画展」「防災展示」などの展示のほか「廃油で作るエコキャンドルづくり教室」などを行い、子どもが楽しめるよう工夫もする。
開催時間は14時~16時。入場無料。