見る・遊ぶ

早大の出版サークルENJIがファッションショー 学校の枠超え表現の可能性追求

昨年開催されたファッションショー「ENJI 8th Fashion Show “re-creation”」の様子

昨年開催されたファッションショー「ENJI 8th Fashion Show “re-creation”」の様子

  •  
  •  

 早稲田大学の学生団体「ENJI(エンジ)」が、高田馬場のレンタルスタジオ「in the house」(新宿区高田馬場1)でファッションショー「ENJI 9TH FASHION SHOW “Re-creation vol.2”」を6月23日に開催する。

昨年開催されたファッションショー「ENJI 8th Fashion Show “re-creation”」の舞台裏の様子

 ENJIは「ファッションデワセダヲカエル」をコンセプトに、2009(平成21)年発足した早稲田大学公認の学生出版サークル。フリーペーパーやブログ、ファッションショーを通じ、「早大生のファッションに対する意識の改革」および「早稲田のファッション街化」の実現を目指し活動している。これまでにフリーペーパーを25冊発行、ファッションショーを8回開催、不定期で写真展も実施している。約140人が所属している。

[広告]

 2016(平成28)年には、西早稲田にある古着屋「丸実商店」、フラッシュモブサークルの「早稲田大学フラッシュモ部」と共同で、色とりどりの洋服で早稲田の街を明るくするためのイベント「ワセダと着替えよう」を実施。アロハシャツとワンピースで着飾った約50人が参加し、早稲田通りを早稲田大学まで歩く「馬場歩き」を行った。他団体との連携も積極的で、同イベントでは高田馬場にある日本美容専門学校の学生がヘアメークとメークを担当する。同じ地域で学ぶ学生が、学校の枠を超えてコラボレーションする。

 今回で9回目となる同イベントは、フリーペーパー「ENJI」を「ファッションショー」へ拡大、再構築する。「紙媒体を通した我々の表現を自ら再解釈して、ショーという形で表現する。誌面から離れた、自由で多角的なショーを目指す」という。例年は大隈講堂を会場にしていたが、耐震改修工事中のため、早稲田大学OBが運営するレンタルスタジオ「in the house」の協力を仰ぎ、会場を確保した。開場時間は、第1回=16時、第2回=18時。

 ショーは、「01_オマージュ」「02_ERA ERA ERA」「03_[u]」「04_“表現”」の4部構成。「01_オマージュ」は、昨年に発行したAutumn Winter号の全体のテーマ「オマージュ」を再解釈。まねや模倣から始まる表現を模索する。「02_ERA ERA ERA」は同じAutumn Winter号にあった企画の一つ「ERA ERA ERA」を再解釈。かつて身分標識のために使用されていた服を見直し、現代における民族衣装について考える。「03_[u]」は、今年発行したSpring号の全体のテーマ「アイデンティティ」を再解釈する。自分とは何か、アイデンティティーはどのように形成されるのかを考える。「04_“表現”」では、表現とは何かということを「動き」という視点から見つめ直す。

 出演しする22人のモデルは、全員が早稲田大学生。学内でモデルハントを行い、ENJIの活動に協力してくれる学生モデルを集めている。ファッションショーを企画する早稲田大学公認サークル「わせプロ」が手掛ける「Waseda Collection(ワセコレ)」からも4人のモデルが参加し、「02_ERA ERA ERA」に登場する。

 ショーの統括をするENJIの菅野(かんの)瑞樹さんは「僕たちは普段、雑誌という媒体に載せて自分たちが何を感じているか、考えているかの価値観を発信している。ページを開くと、そこにはパーソナルな世界でありながらも社会に対して大きく広がっている世界がある。僕たちは雑誌という媒体にのせているだけであり、本質はその世界が何を写しているかだと感じている」と話す。

 「今回はショーという媒体で、第1部から第3部では今までの雑誌のテーマを再解釈し、第4部では『表現とは何か』という疑問から新たに作り上げる。今回のショーを通して、媒体という名の枠組みを再考するきっかけになれば。一人でも多くの人に僕たちのショーを体験していただければ」と来場を呼び掛ける。

 入場無料。入場にはレンタルスタジオ「in the house」インスタグラムアカウントのフォローが必要。

  • はてなブックマークに追加