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高田馬場のジビエ居酒屋が「みずのなかまたちフェア」 水中生息の生物8種提供

チョコレート菓子のおまけのシールをほうふつさせるデザインのキャラクターを使用

チョコレート菓子のおまけのシールをほうふつさせるデザインのキャラクターを使用

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 JR高田馬場駅前のジビエ居酒屋「米とサーカス高田馬場店」(新宿区高田馬場2)が6月3日、水中に生息する生物8種を提供する「みずのなかまたちフェア」を始めた。

水槽ケースに入れて提供する「ザリガニとゲンゴロウの夏休みセット」(1,280円)

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 同フェアは2017年から開催し3回目で、毎年この時期に梅雨のシーズンらしい食材を用意する。石井翔店長は「知名度は高いが、食用としてはなじみのない生物を親しみやすいメニューにすることで、新しい食との出合いを楽しんでもらうことが狙い」と話す。チョコレート菓子のおまけのシールをほうふつさせるデザインのキャラクターを使い、「子どもの頃の楽しい夏休みの思い出」の思い出すように工夫する。

 メニューは、「ザリガニとゲンゴロウの夏休みセット」(1,280円)、「イラブーウミヘビの薬膳スープ」(1,680円)、「カエルとおたまじゃくしの親子皿」(1,980円)、「ワニ手羽のスペアリブ」(2,980円)、「マンボウの腸塩焼き」(780円)、「ウーパールーパー素揚げ」(1,980円)、「タガメアイス」(680円)、「オオグソクムシの丸揚げ」(1,980円)の8種(価格は全て税別)。今回から「ザリガニ」「ゲンゴロウ」「イラブーウミヘビ」が新たに加わった。

 「ザリガニとゲンゴロウの夏休みセット」は、阿寒湖で養殖されているウチダザリガニ(レイクロブスター)を塩ゆでし、素揚げしたゲンゴロウをトッピング。水槽ケースで提供することで、「おばあちゃんちに帰った時にザリガニ釣りした日の記憶がよみがえるはず」という。「イラブーウミヘビの薬膳スープ」は、ハブより強い毒性があるウミヘビで和名は「エラブウミヘビ」。数カ月かけて薫製したものを煮込んで戻したスープ。「イラブーの香りと深い味わいを堪能する、栄養満点の沖縄の伝統料理」という。「カエルとおたまじゃくしの親子皿」は、一匹のカエルにオタマジャクシ入りの和風あんをかけ、池をイメージした。

 「ワニ手羽のスペアリブ」はツメとうろこがついたワニの脚を一本そのまま甘辛ダレでスペアリブに、「マンボウの腸塩焼き」は「コリコリした食感が特徴」というマンボウの腸を塩焼きにした。「ウーパールーパー素揚げ」は、「クセのない味わい」というメキシコ発祥のウーパールーパーを揚げた。「タガメアイス」は塩漬けしたタガメをアイスクリームの上にトッピングし、客は解体しながら食べる。「オオグソクムシの丸揚げ」は、駿河湾の深海に生息する海生甲殻類「オオグソクムシ」を揚げたもので、「エビやシャコのような香りを味わい」という。

 石井店長は「水の仲間たち、水辺に住まう食材を集めた。今回のコンセプトは『田舎の夏休みを思い出す』。あの頃、田んぼで遊んでカエルやオタマジャクシを捕り、川でザリガニやゲンゴロウを捕まえ、沼でワニを捕まえ、海でウミヘビと泳いだ『懐かしいあの頃』を思い出していただきたい」と話す。

 「栄養素満点の食材をなるべく生きたままの迫力で召し上がっていただければ。ザリガニは捕れたてホヤホヤ、去年大好評だったラ・フランス香るタガメアイスの衝撃に加え、ウミヘビの薬膳スープは琉球(りゅうきゅう)時代からの伝統的な滋養強壮スープ。昔ながらの作り方でコトコト煮込んだ。賞味いただければ」と呼び掛ける。

 営業時間は17時~24時(土曜・日曜は12時~)。7月31日まで。

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