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高田馬場のバー「あでぃくしょん」がノンアルカクテル NY帰りのバーテンダーが提供

「あでぃくしょん」で「バージン・バー」を担当する田中真奈さん

「あでぃくしょん」で「バージン・バー」を担当する田中真奈さん

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 高田馬場駅前のバー「あでぃくしょん」(高田馬場2、TEL 03-6233-9889)がノンアルコールカクテルを提供する「バージン・バー」を9月7日に始めて約1カ月がたった。

「バージン・バー」で提供する「バージン・モヒート」

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 「バージン・バー」は、バージン・カクテルバーの略。ノンアルコールカクテルのメニューは、最初に「バージン」と付くものが多いことが由来。バーテンダーを務める田中真奈さんは延べ約15年と海外生活が長く、アメリカでアルコールの付き合いに疲れている人が増えてきている一方で、アルコールは苦手でも酒の席の雰囲気が好きな人がおり、ノンアルコールカクテルを提供している店が増えてきていることなどに着目。長年、アイデアを温めてきた。

 そんな中、田中さんが同店のスタッフ・宮下慧さんと出会い、意気投合。依存症を意味する「あでぃくしょん」は、19歳の女の子「パミン」の部屋をイメージし、興味本位で消費活動を行う19歳の女の子が消費したという設定で、店内を菓子、サプリメント、洋服、アクセサリー、ぬいぐるみなどで埋め尽くしている。同店のコンセプトとも親和性が高いことから、企画を始めることにした。

 ニューヨークに留学していた際にバーテンディングコースに半年間通い、本格的なカクテルの作り方を習得したという田中さん。「ノンアルなのに、あでぃくしょん。アルコール好きという自分の経験も生かして、本気のノンアルコールカクテルを提供し、皆さんを酔わせたい」と話す。来店した30代男性の客は「ノンアルコールビールが冷えたジョッキで飲めるのがうれしい。これで十分飲んだ気がする」、30代女性の客は「妊娠中に夫婦で立ち寄った。バーの雰囲気が味わえるのが良い」と笑みを浮かべる。

 メニューは、「ノンアルビール(ドイツ麦芽100%)」(600円)、「シャンディ・ガフ(ノンアルビール、ジンジャーエール)」「バージン・サングリア(白)(シャルドネ、自家製シロップ、グレープフルーツジュース)」「シャーリー・テンプル(ジンジャーエール、シロップ、レモン)」「フロリダ(オレンジジュース、レモン、シロップ、ビター)」「バージン・メアリー(トマトジュース、タバスコ、レモン)」「バージン・サマー(イチゴシロップ、オレンジジュース、ビター、クラブソーダ)」「バージン・モヒート(ミントの葉、ライム、シロップ、クラブソーダ)」「コンクラーベ(オレンジジュース、牛乳、イチゴシロップ)」(以上700円)。季節によって、季節感の出るメニューに変えていく予定。別途チャージ料金(500円)が必要。

 田中さんは「土曜の日中から飲んでしまうようなお酒好きの人から、お酒は飲めないけどバーの雰囲気好きな人まで、幅広い人に楽しんでいただきたい。『あでぃくしょん』は、ニューヨークのダウンタウンイーストビレッジにあるお店のような雰囲気。ちょっと特別な土曜の午後を過ごしていただけるよう頑張りたい。決してストイックな感じではないので、気軽にお越しいただければ」と呼び掛ける。

 営業は毎週土曜16時~19時(通常は19時~翌5時、日曜は24時まで)。

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