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高田馬場創業支援センターで「創業スクール」 登録免許税の減免などの優遇措置も

前回、開催された「創業スクール」の様子(ゲスト:Startup Weekendの李東烈さん)

前回、開催された「創業スクール」の様子(ゲスト:Startup Weekendの李東烈さん)

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 新宿区内で創業を目指す人を対象にした創業スクール「Practice Fields」が、新宿区立高田馬場創業支援センター(高田馬場1)で2月に開催される。

高田馬場創業支援センターが開催した前回の「創業スクール」の様子

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 「創業スクール」は、産業競争力強化法に基づき新宿区が実施する「特定創業支援等事業」の一つ。東京三協信用金庫・西京信用金庫も「創業スクール」を実施するほか、新宿区産業振興課・東京商工会議所新宿支部での4回以上の「窓口相談」、高田馬場創業支援センターのシェアオフィスの1カ月以上の利用がある。

 全4回出席し、新宿区役所から証明書の交付を受けると、株式会社や合同会社を新宿区内で設立する際に必要となる登録免許税の減免や、日本政策金融公庫の金利優遇などの優遇措置が受けられる。東京都中小企業振興公社が実施する補助金「創業助成事業(最大300万円、補助率3分の2)」の申請資格の要件の一つになっている。国が実施する補助金「小規模事業者持続化補助金」の補助上限額が引き上げになるメリットもある。

 高田馬場創業支援センターでは、雇用を創出している起業経験者をゲストに招き、実体験に基づく話題を提供する。ゲストは、コワーキングスペースの運営などを行うKaeruの大崎弘子さん、工芸品の越境EC事業などに取り組む日本工芸の松澤斉之さん、店舗スペースを製品の展示・体験の場として繋ぐサービスを展開するCatalu JAPANの吉本正さん。最終日には、「世界800都市以上にて20万人以上が経験した」という起業家体験イベント「Startup Weekend」の国内法人の代表・李東烈さんを招き、参加者の事業計画書のレビューを行う。

 4日あるプログラムのうち、1日欠席した場合は、新宿区産業振興課か東京商工会議所新宿支部が実施する「窓口相談」を受けることで補完できる。2日以上欠席した場合は、無効となる。

 高田馬場創業支援センターの田中健一朗施設長は「少人数生のスクールで、直接疑問に思ったことを質問できるのが特徴。起業経験者の話からは得られるものは多く、自分だったらどうするかを考えるきっかけにもなる。アイデアだけではなく、実際に行動に移した人たちから刺激を受けてもらいたい」と話す。

 2月15日・22日・29日、3月7日の15時~17時(2月15日のみ14時30分~)。参加費は4,000円。申し込みは2月13日まで。

※上記イベントは新型コロナウイルス対策により中止となりました。(2月21日発表)

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