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早大で「映像制作実習」上映会 授業で学生が映画製作、企画から上映まで

「映像制作実習」上映会の会場の様子

「映像制作実習」上映会の会場の様子

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 早稲田大学の授業「映像制作実習」で学生が製作した映画の上映会が1月19日、「早稲田大学国際会議場井深大記念ホール」(新宿区西早稲田1)で開催された。

上映会の最後にあいさつをする講師陣と4人の監督

 「映像制作実習」は春学期科目「映像制作実習Ⅰ」と秋学期科目「映像制作実習II」を通じて、フィクション映画の企画から撮影、編集、上映会までを学生が行う基幹理工学部の授業。「美術大学や専門学校と大きく異なる点は、受講生の大半がそれまで映像制作経験がない点」という。

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 2015(平成27)年度から早稲田大学で全学オープン科目として開講され、全ての学部生が受講できる。今年は9学部から約30人が受講していた。担当教員は映画監督の是枝裕和さん、篠崎誠さん、録音技師の高木創さん、映画研究者の土田環さん。

 授業では、春学期間で企画のプレゼン、上映作品の決定、班分けを行う。秋学期間で撮影・照明・録音の基礎技術に関する講義を学びながら実際に作品の撮影を行い、上映会を開催する。2016(平成28)年度からは、制作した作品を「大隈記念講堂」(戸塚町1)や「早稲田松竹」(高田馬場1)で上映している。今年は「大隈記念講堂」の天井耐震改修工事の影響もあり、上映会の会場を変更することになった。

 上映した作品は「形をとって」(宮崎樹里愛監督)、「ななめの食卓」(岸朱夏監督)、「見えない糸」(宇代航希監督)、「ゆらめき」(古家未葵監督)の4作品。上映会は「午前の部」「午後の部」の2部制で開催した。「午後の部」では、2作品ずつ連続で上映し、上映後に監督、キャスト、スタッフと講師陣によるトークも行い、400人弱が上映会に参加した。

 トークでは講師から振り返り、感想やねぎらいの言葉が掛けられた。監督、キャスト、スタッフは、作品で助けられたこと、苦労したことや悩んだことなどを話すとともに、「見ていただけたことがうれしい」「無事上映できてホッとしている」「多くの方の協力があり、無事上映することができた。ありがとうございます」などとコメントした。

 土田環さんは最後のあいさつで「この後、きっと作品を直すと思う。授業ということもあり、最初は『映画が好きだから』ぐらいの気持ちで受講していた学生が段々と自分の作っているものがいとおしくなり、今日も上映ギリギリまで編集をしていた。今後、学外で上映される機会もあると思うが、今日お越しいただいた方には、ぜひ今回の上映との違いを見つけていただければ」と呼び掛けた。

 「監督以外にも一生懸命取り組んでいた学生がたくさんいる。いろんな人から意見をもらうことが大切だと思っているので、監督や作品作りに深く関わっていない学生もいろんなことを考える機会であってほしい」と締めた。

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