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高田馬場の芳林堂書店でレトルトカレーフェア 冷蔵庫設置しラムネ販売も

芳林堂書店高田馬場店に置かれた冷蔵庫

芳林堂書店高田馬場店に置かれた冷蔵庫

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 「芳林堂書店高田馬場店」(新宿区高田馬場1、TEL 03-3208-0241)が、7月1日、「ご当地レトルトカレーフェア」を始めた。

芳林堂書店高田馬場店で展開中の「ご当地レトルトカレーフェア」の売り場

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 書籍以外にもグッズ販売や各種フェアに取り組むことが特徴の書店。同店の斎部(いんべ)美樹さんが、来客数が落ち込む夏場の「ユルい企画」として「暑い夏を元気に乗り切るためのカレーを置けば、多くのお客さんに来ていただけるのでは」との考えから社内で提案した。2018(平成30)年から開催しており、今年で3回目となる。

 今年は、ご当地カレーではなく海軍カレーにフォーカスした企画を検討していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、旅行などに行きにくい状況を考慮し、「ご当地レトルトカレーフェア」も継続することにした。全46種を展開する。

 売れ行きランキングは、1位=「呉海軍亭肉じゃがカレー(広島県)」(400円)、2位=「広島名産かきカレー(広島県)」(560円)、3位=「山椒(さんしょう)カレー(和歌山県)」(400円)。今年、新たに「島じゃ常識 サザエカレー(島根県)」(550円)、「五十六カレー 越後舞茸(まいたけ)入り(新潟県)」(500円)、「しろえびカレー(富山県)」(530円)、「肉屋牛たんカレー(宮城県)」(600円)、「霧笛楼(むてきろう)フレンチカレー(神奈川県)」(800円)の5種を追加した。

 「カレーといえば海軍」という位置付けで、1925(大正14)年創業の中元本店(広島県呉市)の「呉大和ラムネ」(2本、400円)も販売する。戦艦大和にはラムネ製造室があり、中元本店が製造法を伝え、船員らに親しまれていた。

 昨年は常温で販売していたが、4階の歴史売り場を担当する店員の大内学さんが「冷やした方がお客さまに喜ばれるのでは」(大内さん)との考えから、冷蔵庫を導入。店の備品をレトロな雰囲気にラッピングし、店頭で使うことにした。

 大内さんは「冷やして販売しているからか、昨年よりも売れ行きが良い」と話す。「水兵あられ(七味このみ・えびつまみ)」(各180円)、「護衛艦かが」のロゴマークをあしらった「護衛艦かが ミニゴーフル」(400円)も用意する(価格は全て税別)。

 大内さんは「ランキング上位に2つ広島のカレーが入ったり、呉のラムネを販売したり、個人的に広島に縁を感じている。夏本番に向けて夏らしい商品を取りそろえたので、お楽しみいただければ。今後も冷蔵庫を活用した企画を考えていきたい。これから展開していく新しい売り場も楽しんでいただけるよう頑張っていければ」と意気込む。

 新型コロナウイルス感染症対策として、アルコール消毒、飛沫(ひまつ)防止シート、トレーを使った金銭の受け渡し、店内のソーシャルディスタンスの呼び掛けなどを行っている。時短営業中で10時~21時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。「呉大和ラムネ」販売は夏の終わりごろまで、「ご当地レトルトカレーフェア」は8月31日まで。

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