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高田馬場のレジャー施設「シチズンプラザ」が閉館 最後の1枚、記念撮影する姿も

「シチズンプラザ」の営業終了後には、記念に建物を撮影する生徒の姿も

「シチズンプラザ」の営業終了後には、記念に建物を撮影する生徒の姿も

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 高田馬場のレジャー施設「シチズンプラザ」(新宿区高田馬場4)が1月31日、閉館した。

最終営業日の「シチズンプラザ」の様子

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 「シチズンプラザ」はシチズン時計が100%出資する子会社として、1971(昭和46)年12月21日に設立。ボウリング場が1972(昭和47)年、スケートリンクが1975(昭和50)年にそれぞれオープン。テニススクールやカルチャースクール、レストランなどを併設し、地域住民からも長年親しまれてきた。敷地内には「シチズン時計株式会社 発祥の地」と記された石碑も設置されている。

 シチズン時計(当時シチズンホールディングス)は、シチズンプラザの敷地を三井不動産に売却したことを2015(平成27)年に発表。シチズン時計が三井不動産から土地を賃借、シチズンプラザがシチズン時計から建物を賃借することで、シチズンプラザの営業を継続してきた。

 2013(平成25)年に改正された「建築物の耐震改修の促進に関する法律」の規定により、不特定多数の人や避難上特に配慮を要する人が利用する大規模建築物である「要緊急安全確認大規模建築物」として耐震診断が義務付けられた。

 新宿区はその結果を2018(平成30)年3月に公表。スケートリンクやボウリング場がある「シチズンプラザA館」(高田馬場4)がリストに含まれていた。評価は「安全性の評価 3(地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い)」だったが、施設の老朽化も課題になっていた。

 「シチズンプラザ」は2020年2月に、2021年1月末での閉館を告知。2009(平成21)年時点で「多いときには1日で2000人以上のお客さまが来場される」(シチズン時計)という施設の閉館告知に、現利用者の保護者や過去の利用者などからSNSで大きな反響があった。

 「シチズンプラザ」を利用していた「高田馬場アトムズ・アイスホッケークラブ」は閉館に伴い、ホームリンクを「三井不動産アイスパーク船橋」(千葉県船橋市)に移転することを1月24日、発表。大学のアイスホッケー部の練習場にもなっており、多くのチームがホームリンクを移転することになると見込まれる。

 スケートリンクの最終営業日となった1月31日は、スケート教室に通う生徒など関係者に限定した営業を行った。営業時間終了時に大きな混乱はなく、建物の最後の1枚を撮影したり、建物の前で記念撮影をしたり、生徒同士声を掛け合ったりする姿が見られた。車で迎えに来た保護者に連れられたり、高田馬場駅まで歩いたり、それぞれが思い出を胸に帰路についた。

 シチズンプラザは「高田馬場の地で、48年にわたりボウリング場、スケートリンクをはじめとするレジャー施設を運営し、多くのお客さまにご利用いただきました。長年にわたりご愛顧いただき、誠にありがとうございました」とコメントを発表している。

 解体工事は3月22日から行われる。

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