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高田馬場のコワーキング「CASE」が「なくさない回数券」 スマホアプリ「KINCHAKU」で

「CASE Shinjuku」(コワーキングスペース&シェアオフィス) の山崎由夏さん

「CASE Shinjuku」(コワーキングスペース&シェアオフィス) の山崎由夏さん

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 高田馬場駅前のコワーキングスペース&シェアオフィス「CASE Shinjuku」(新宿区高田馬場1、TEL 03-6302-1515)が2月1日、スマホアプリ「KINCHAKU」(キンチャク)のスタンプカード機能を利用したコワーキングスペースの回数券サービスを始めた。

「CASE Shinjuku」コワーキングスペース内観1

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 「CASE Shinjuku」(ケイス新宿)は、2013(平成25)年11月にオープンしたシェアオフィス。150坪のフロアにコワーキングスペース・シェアデスク・固定デスク・個室オフィスと異なる4つのワークスペースを用意して多様な働き方のニーズに応える。コワーキングスペース以外は全て月額制で住所利用、法人登記もできる。コワーキングスペースは約50坪、70席。

 昨年の緊急事態宣言期間はコワーキングスペースの営業を休止し、解除以降も席数を減らして営業を行っており、コロナ禍前の利用状況に戻っていない。そんな中、オフィスへの出勤を控える近隣在住のサラリーマンなど新しい需要が顕在化したことなどが回数券スタートの契機となった。

 検討段階からの課題は回数券の形式。スタンプカードやチケットなどを検討していたが、最終的にスマホアプリ「KINCHAKU」のスタンカードに行き着いたという。

 スタッフの山崎由夏(崎はたつさき)さんは「昨年の緊急事態宣言時、毎日のように顔を合わせていた利用者の皆さんと会えなくなった。初めての経験に皆さんがどうしていらっしゃるか心配も募り、4月からオンラインラジオ体操を始めた。週に1度、オンラインで皆さんと体操をして近況を聞くことで、つながりを保った。『ラジオ体操と言えば、スタンプカードですよね』という声に応えて導入したのがスマホで出席のスタンプが押せる『KINCHAKU』だった」と振り返る。

 サービスを提供する「KINCHAKU」のCSマネジャー濱野裕希さんも、10月からこのラジオ体操に参加している。回を重ねる中で、「KINCHAKU」のサービスをコワーキングスペースの回数券に使えないかという検討が始まった。

 濱野さんは「当社のサービスがどのように使われているのか知りたくてコンタクトしたのが8月。そこでラジオ体操のことを知り参加した。気が付いたら木曜の朝の日課になっていた。コワーキングスペースの回数券として利用したいと相談を受け何点かアドバイスをした。こういう形で役に立てたことがうれしい」と話す。

 山崎さんは「スマホのQRコードを読むだけなので非接触。紛失も持参忘れもなく無駄にならない『なくさない回数券』。高田馬場駅前という立地で、スケジュールの谷間の短時間でも有効に使っていただける。店内は広く、貸し出し備品も充実しているので、多くの人に知っていただき、ワークスペースの一つとして便利に使っていただければ」と呼び掛ける。

 コワーキングスペースの利用料は、1時間=500円、2時間=1,000円、3時間=1,500円、3時間以上=2,000円。回数券は、6時間分=2,500円)、12時間分=5,000円、20時間分=8,000円。

 営業時間は、10時~18時、日曜・祝日定休。

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