社会情報大学院大学(新宿区高田馬場1、TEL 03-3207-0005)が文部科学省の認可を受け、2021年4月より新設する「実務教育研究科」の入学式を4月10日に行った。
「社会情報大学院大学」は、学校法人先端教育機構が、「知の実践研究・教育で、社会の一翼を担う」を理念とし、2017(平成29)年に広報専門の大学院として設立。
「実務教育研究科」は、自身の経験を体系化させることで新たな知識を確立し、それを社会へと実装するための教育・人材育成を行う高度専門職業人の養成を目的として新設。社会情報大学院大学としては、「広報・情報研究科」に続き2つ目の研究科となる。
入学式は同日、研究科ごとに行われ「実務教育研究科」の入学式では、吉國浩二学長が「実務教育研究科は、まさに本日が始まりの日。皆さんは第1期生として実践知のプロフェッショナルへの道を目指すこととなる。わが国はさまざまな分野で大きな転換点を迎えており、教育の分野も根本的な出直しを迫られている。皆さまが、新しい時代の働き方や生き方を模索する人たちを支援する教育システムの在り方を研究することが、サステナブルな社会創造への貢献の第一歩となる。大学院での2年間の学びが、皆さんの今後の活動の飛躍につながるように」と祝いの言葉を贈った。
入学院生宣誓を行った学校法人東京女子学園に勤務する立原寿亮(たちはらとしあき)さんは「教育の現場も産業界や地域と連携しながら、既存の価値観を変容させていかなければならない。民間企業等で行っている人材育成のエッセンスや成果・学びの可視化について研究しながら、自身の組織に学びを持ち返りたい」と意気込みを語った。
修業年限は2年、修了者には、専門職学位「実務教育学修士」が授与される。
授業は平日夜間・土曜。本年度からリアルタイムライブでオンライン授業も行う。「学校としても、常に新しい学びの環境を提供できるよう取り組みを続けていく」(同校)という。