高田馬場駅前の稲門ビルに「くら寿司(ずし)高田馬場駅前店」(新宿区高田馬場2)が5月20日、オープンした
回転ずし大手チェーン「くら寿司」は、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えた「Beyond(ビヨンド) コロナ」への新戦略の一つとして、「都心型店舗」の出店に注力している。在宅勤務による都心部の人の減少や飲み会の自粛により、飲食店の売り上げが落ち込む中、コロナ収束後の外食需要拡大への準備と、新しい客層へのアプローチを狙う。
「都心型店舗」では、入店から退店まで店員と対面せずに利用できる「非接触型サービス」などの感染予防対策を講じるほか、箸や調味料などをテーブルの中に収納した新たなスタンダード店舗様式「スマートくらレストラン」を採用。1皿121円と通常店舗よりも10円ほど高い設定だが、都心部を意識したアルコールの拡充や大人向けメニューなどを提供する。
稲門ビル屋上に「くら寿司」の看板が掲示されたのは昨年10月。ツイッター上では「くら寿司の店舗無いのに看板だけデカデカとあるシリーズ@高田馬場。面白くないからやめなて」「デカデカとくら寿司の看板があるのにどこにもくら寿司は無いパラレルワールド高田馬場(=゜ω゜)ノ」(以上、原文ママ)など「看板はあるが店舗はない」状況を不思議がる声があった。看板設置から8カ月目に店舗のオープンとなった。
営業時間は11時~23時。緊急事態宣言中は、20時閉店で酒類提供は休止。テークアウトにも対応し、受け付けは21時まで。席数は267席。