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早大が新型コロナワクチン職域接種開始へ 「魅力あるキャンパスライフを早期実現」

早稲田大学の大隈重信像

早稲田大学の大隈重信像

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 早稲田大学(新宿区戸塚町1)が、学生や教職員などを対象とした新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種を開始すると6月29日、発表した。

早稲田大学・早稲田キャンパスの6月30日の様子 その1

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 早稲田大学は、同校出身の医療従事者の協力を得ながら、国が進める職域でのコロナウイルスワクチン接種を行うと6月18日に発表していた。「ワクチン接種に協力することにより教育、研究、サークル活動等の課外活動など、早稲田大学が本来有するさまざまな魅力あるキャンパスライフを享受する環境の早期実現が可能」(早大)としている。

 接種の対象者は、学生や非常勤講師、派遣スタッフを含む教職員、系属校などを含む6万人超。大学の指定する1回目と2回目の接種期間内に大学の接種会場で2回接種できることが条件。1回目の接種は、7月5日~8月2日の所定日に、2回目の接種は8月3日~8月31日の所定日に行う。「武田/モデルナ社製」のワクチンを使用する。

 早稲田大学がワクチン接種の詳細を発表すると、ツイッター上では「ついに早稲田でワクチン予約の開始…!!!!!ありがたい!!!」「早稲田もワクチン予約きた、明日即申し込む」と接種開始を歓迎する声がある一方で、「早稲田のワクチン予約、早大生の早起き力を試しててウケる」(以上、原文ママ)と午前6時に始まる接種予約の受付時間に言及する声もあった。

 早大はワクチン接種について田中愛治総長のコメントも公開。「ワクチン接種は、個人の意思を尊重しなければならない。友人や周りの方などに接種を強制すること、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることは、あってはならない」と注意を呼び掛けている。「ワクチン接種は感染しても発症を予防し、重症化も防ぐ高い効果がある。しかし、接種しても感染する可能性、さらに他者に感染させる可能性は残る。従って、ワクチン接種後でも、適切な感染防止策を継続する必要があることは、忘れないでほしい」とも。

 「本年秋学期の後半には、従来の教育研究環境と本来の学生生活を取り戻せることを期待している。秋学期を無事に迎えられるように、私たち全員が共に協力して努力して行く必要がある」と呼び掛ける。

 ワクチン接種の予約は、早稲田大学の専用サイトで6月30日から受け付けている。接種会場は、「早稲田キャンパス」に所在する「大隈ガーデンハウス」「国際会議場」の3階、「121号館地下1階カンファレンスルーム」の3カ所を用意する。

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