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高田馬場にクリスピーチキンバーガー専門店「Crispy's Burger」 「ジューシーでカリカリ」

オレンジコートショッピングセンターにオープンした「Crispy's Burger」のスタッフの皆さん

オレンジコートショッピングセンターにオープンした「Crispy's Burger」のスタッフの皆さん

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 高田馬場のオレンジコートショッピングセンターにクリスピーチキンバーガー専門店「Crispy's Burger(クリスピーズバーガー)」(新宿区大久保3)が7月19日、オープンした。

「Crispy's Burger」の「クリスピーチキンバーガー」「オニオンリング」のセット

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 同センターにあるベーカリー「馬場FLAT」、カフェキッチン「馬場FLAT HANARE(フラットはなれ)」の系列店。昨年12月ごろから「馬場FLAT HANARE」のキッチンを使い夜間のデリバリー業態として販売を始めた。オーナーの矢吹通康さんによると、今年の春先に事業化のめどが付いたため、独立した店舗として出店することにしたという。「馬場FLAT」の隣が空き物件になっていたため、そこに決めた。

 店のテーマは「レトロなアメリカン」。レトロなカラーリングや古材風の木材を採用するなど、外装にもこだわり、アメリカのロードサイドのダイナーの雰囲気を目指した。調理しているスタッフの様子が見えるような工夫を施し、飲食スペースの机や椅子、ごみ箱をスタッフで塗装するなど、温かみのある店に仕上げた。

 店の正面と側面の壁面に設置したデジタルサイネージには、商品のイメージ動画を映し出す。今後はバリエーションを増やし、バーガーだけでなく、シェークなどのドリンク、フライしたチキンなど、ランチ時、午後、夕食時の時間帯によって流す動画を変え、店前を通る客に訴求する予定。

 店の看板メニューは「クリスピーチキンバーガー」(580円)。鶏肉を柔らかくするために1日かけて独自製法で下準備し、砕いた無糖のコンフレークを衣に使う。矢吹さんは「ジューシーでカリカリな食感が楽しめる」と話す。パンは全粒粉を使った湯種製法の特製バンズで、「馬場FLAT」で製造する。「パティに合うように、もっちりした食感に仕上げた」(矢吹さん)という。

 サイドメニューの「オニオンリング」(280円)は冷凍ではなく、生のタマネギを使い、店で一から調理する。矢吹さんは「看板メニューとして推せるおいしさになった」と笑顔で話す。シェークは「フレッシュストロベリーミルク」「フレッシュマンゴーココナッツ」「クランキーショコラクッキー」(以上500円)の3種類を用意。矢吹さんは「クラフトビールのように、クラフトシェークのようなジャンルを作りたいと思っていて、ソースも一から手作りしている」と語る。

 バーガーはそのほか、「スイートチリバーガー」(580円)、「アボガドタルタルエッグバーガー」(630円)など6種類を用意。セットメニューとして、ドリンクとフライドポテト、オニオンリング、コールスローなどのサイドメニューかチキン2種の中から1つ選ぶ「1COMBO」(400円増し)、2つ選ぶ「2COMBO」(650円増し)、3つ選ぶ「3COMBO」(800円増し)を用意する。サイドメニューやドリンクは単品でも注文可能。

 新型コロナウイルスの影響もあり、スマホでオーダーと決済ができるシステムを導入し、非接触型の新しい飲食店の形も模索する。事前に注文することで、来店したタイミングで注文した商品を待たずに受け取ることが可能。店頭で注文し、その場で支払うこともできる。デリバリーにも対応する。

 矢吹さんは「昨年、バーガーのデリバリー事業を検討している時にビーフも候補に挙がったが、環境負荷の大きいビーフではなく、環境負荷の少ないチキンにした。コロナ禍で暗い話題が多く、下を向いている人が多い。店に来て、明るい雰囲気を感じてもらえれば。当店のバーガーを食べて、明日生きる活力にしてもらえれば」と思いを話す。

 営業時間は11時~20時。第2月曜定休。9月~11月に期間限定で東京ドーム(文京区)にも出店する予定。

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