リーガロイヤルホテル東京(新宿区戸塚町1、TEL 03-5285-1121)が現在、宿泊プランに特典を付けるなどして早稲田かいわいの散歩を提案している。
提案に当たり同ホテルでは、早稲田周辺のオリジナル観光ガイドブック「TEKUTEKU 早稲田界隈ノスタルジックさんぽ」を制作。同ホテルの徒歩圏内を中心に早稲田周辺の観光スポットや飲食店27施設を紹介する冊子とマップで、隣接する早稲田大学内の早稲田大学演劇博物館、国際文学館(村上春樹ライブラリー)などの施設、早稲田で生まれ晩年を過ごした小説家・夏目漱石ゆかりの地、江戸時代の武家屋敷の文化を継承する肥後細川庭園、甘泉園公園、早稲田周辺に集積する小規模博物館のほか、グルメスポットなどを紹介する。
ガイドブックは、日本語と英語の2カ国併記。早稲田大学演劇博物館の岡室美奈子館長と新宿区立漱石山房記念館の鈴木靖館長、穴八幡宮の神職・齋藤成惟さん、永青文庫の橋本麻里副館長、木組み博物館の谷川一雄館長がかいわいを案内するオリジナル動画を見ることができるQR コードも掲載している。同ホテルの公式ホームページでも自由に閲覧できる。
散歩を提案する宿泊プランには、特典を付ける。特典は、永青文庫と新宿区立漱石山房記念館の観覧券。ホテルでの朝食または昼食もセットする。永青文庫は、細川家の屋敷跡地で同家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を一般に公開。漱石山房記念館は夏目漱石の生誕150周年を記念して新宿区が開設した記念博物館で、カフェも併設している。
同ホテルの縄手典子さんは「地域の観光案内冊子(=ガイドブック)の制作は、当館創業以来、初めての試み。地域情報の収集や掲載では皆さんが快く協力してくれたことが心に残る。地域の人々に支えられているという思いと、これを機に地域の人々と一緒に早稲田エリアを盛り上げていきたいという思いを強くした。地域の人も他のエリアから来る人も、ガイドブックを片手に早稲田周辺の散歩を楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
宿泊プランの提供は12月4日まで。料金は1泊1室1名利用=1万8,300円から。