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早大「ロータリーの会」が広場の清掃活動再開 「共に新しい高田馬場を」

早稲田大学公認サークル「ロータリーの会」の皆さん

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 早大の公認サークル「ロータリーの会」が「高田馬場駅前ロータリー広場」(新宿区高田馬場1、以下ロータリー広場)の清掃活動を12月2日、再開した。

植栽が引き抜かれたプランター(提供:ロータリーの会)

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 「ロータリーの会」は「ロータリー広場という多くの人の思い出になっている大切なコミュニケーションの場所をきれいにしたい」という思いなどから、ロータリー広場の清掃活動や企業とのコラボにより散乱ごみ問題を解決し、街のシンボルにすることを目指しているサークル。

 感染症拡大防止の観点で5月18日からロータリー広場全体が閉鎖されたため、ロータリー広場の清掃は中断していた。ロータリー広場が開放されたことを受け、203日ぶりに12月6日から清掃活動を再開する予定だったが、12月1日夜のロータリー広場の利用状況を見て早めた。

 ロータリーの会・代表の新井国憲さんは「あまりの惨状に目を覆いたくなった。長期間閉鎖されていたので気持ちも分かるが、高田馬場の顔であるという認識を持って、まちへの被害や他者のことを想像してほしい。久しぶりに現場を見て、改めて問題解決に向け行動を起こさなければならないと感じた」と話す。

 2日朝の清掃活動では、過去最高となる391本の空き缶を回収。閉鎖前に比べ、たばこのポイ捨ては減少傾向にあるが、空き缶のほか、瓶、ペットボトル、開封されていない酒類などが放置される状況が続いている。新宿区が4月に設置したプランターから植栽が引き抜かれ、放置される状況もあった。

 新井さんは「閉鎖前までは広場内にいる人たちとの会話や人間関係の構築をおろそかにしていた。これからは現場でも協力の呼び掛けを中心にコミュニケーションを図りたい。僕たちのことを見掛けたら距離を置くのではなく、同じ地域に暮らす一人として、共に新しい高田馬場づくりに協力してくれれば」と呼び掛ける。

 活動時間は月曜~水曜=8時~、木曜・金曜=23時~。清掃活動を手伝ってくれる人を募集している。

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