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早大近くの「武道家」が「まん防」対応で初の早朝営業 5時から「朝ラーメン」提供

早朝営業を行う「武道家本店」店主の滝坂滋晃さん

早朝営業を行う「武道家本店」店主の滝坂滋晃さん

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 早大近くの家系ラーメン専門店「武道家本店(以下、武道家)」(新宿区馬場下町、TEL 03-3205-3245)が2月1日、初の早朝営業に踏み切り「朝ラーメン」の提供を始めた。

早大近くの家系ラーメン専門店「武道家」のチャーシューメン(並)とライス

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 「武道家」は2006(平成18)年に横浜家系ラーメン専門店として開店。1日300キロの豚骨のさまざまな部位を強火で煮込むスープが特徴で、「骨の髄のうま味を出し切るまで煮込み、濃厚で粘度を追求している。ライスと世界一合うスープを自負している」(武道家)という。

 同店では昨年1月、緊急事態宣言中に初の「武道家弁当」を提供。15周年を迎え、5月にはチャーシューの仕込み方法を薫製に変更した。今年1月21日からのまん延防止等重点措置(以下、まん防)に伴い、営業時間を短縮しており、従業員の雇用維持や店に足を運んでくれる客のために何かできないかと考え、早朝営業で「朝ラーメン」を提供することにした。

 5時から開店にしたのは、まん防下で最も長い営業時間にするため。滝坂さんは「現在は朝サウナなどの朝活が流行しているため、朝ラーメンが魅力的なのではないかと考えた。明け方まで仕事をされている方も多いので、仕事終わりの食事としての需要もあるのではないかと思う。朝ラーメンで、店の新しい魅力を感じてもらいたい」と力を込める。通常メニューを提供する。

 初日の2月1日は常連をはじめ多くの客が訪れ、6時台まで満席の状態が続いた。朝らしさを感じてもらうために店内のBGMをラジオにしていたところ、ラジオ体操や矢野顕子さんの曲「ラーメンたべたい」が流れて、店内が和やかな雰囲気になる場面も。

 朝ラーメンはまん防期間中限定の予定だが、滝坂さんは「長引く場合には朝限定のメニューを考案することも視野に入れている」と話す。「大変な時期で油断できない世の中だが、皆さん下を向かず、前を向いていこう。同業者の人たちは、さまざまな制限の中で大変だが、協力していければ」と前向きな姿勢を見せる。

 まん防期間中の営業時間は5時~20時。早朝営業ができない日もあるため、営業時間をツイッターとインスタグラムで発信する。

 (2月27日追記)2月28日から朝ラーメンの提供を中断する。

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