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高田馬場の「米とサーカス」で「昆虫食を楽しむ会」 コオロギ餃子や「昆虫華」提供

話題提供する昆虫食活動家・昆Tuberの清水和輝さん

話題提供する昆虫食活動家・昆Tuberの清水和輝さん

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 「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会~番外編~」が「米とサーカス高田馬場本店」(新宿区高田馬場2)で2月12日、開催された。

セミの幼虫と成虫を使用した辛みケチャップ炒め、カイコのサナギとタマネギの炒め物

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 「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会」は、昆虫食普及ネットワークが2016(平成28)年より月に1回開催する昆虫料理教室。番外編として昆虫食活動家・昆Tuber(昆虫食ユーチューバー)として活動する清水和輝さんと共に開催した。

 清水さんは、昨年9月~10月に、「コオロギ餃子(ギョーザ)」の開発を目指しクラウドファンディングを実施。リターンの一環も兼ねており、「コオロギ餃子」のお披露目にもなった。皮に「比較的淡泊な味わい」(清水さん)という「ヨーロッパイエコオロギ」を練り込み、具材には「さらに味わいの深さが特徴」(同)という「フタホシコオロギ」を配合。無添加、無着色の具材を使い、大豆ミートのミンチ肉を使用。環境負荷の低減を意識した。

 「コオロギ餃子」に合わせて「昆虫華料理コース」として、セミの幼虫と成虫を使った辛みケチャップ炒め、カイコのサナギとタマネギの炒め物、コオロギパウダーを使う皮に砂糖とシナモンで味付けしたセミを包んだセミ入りコオロギ団子を用意。昆虫食普及ネットワークの小貫浩一さんが調理し、いずれも昆虫そのものの形を楽しめるメニューとして提供した。

 参加者全員がカイコのふんから作られた「糞茶(ふんちゃ)」やスズメバチをトッピングする「オオスズメバチレモネード」を注文するなど高い関心が伺えた。清水さんや昆虫食普及ネットワークの理事長・内山昭一さんが昆虫食に関する話題も提供。内山さんのタイでの経験談や「加熱せずに昆虫を食べてはいけない」などの啓発も行い、親睦を深めた。

 参加者からは「げてもの、面白半分の料理だと思っていたがおいしかった。初めての経験だったが、イメージが変わった」「これまでも会に参加していたが、カイコは初めてだったので震え上がった。エスニック料理などと同じように料理の一ジャンルになっていけば」などの声が聞かれた。

 清水さんは「個人的にはディープで、昆虫食の中でも特徴を生かしたものを用意したが、皆さんにパクパク食べてもらい、うれしかった。素材の良さ、食材の可能性を感じてもらえたと思う」と振り返った。

 「コオロギ餃子」は米とサーカスでメニューとして提供するほか、昆虫食のECサイト「バグズファーム」で販売する。

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