早大の公認サークル「ロータリーの会」と早大近くの油そば専門店「武蔵野アブラ学会早稲田総本店(以下、アブラ学会)」(新宿区西早稲田1)がコラボ企画を3月1日から実施する。
「ロータリーの会」は「高田馬場駅前ロータリー広場(以下、広場)という多くの人の思い出になっている大切なコミュニケーションの場所をきれいにしたい」という思いなどから、広場の清掃活動や企業などとのコラボにより散乱ごみ問題を解決し、街のシンボルにすることを目指しているサークル。
ロータリーの会メンバーで、アブラ学会のアルバイトでもある中村竜之介さんの提案により、今回の企画が実現した。アブラ学会はこれまでも早大生とのコラボ企画を多数行っており、学生の活動に協力的な早大周辺の飲食店の一つとして知られている。
アブラ学会の終身名誉会長・チン正男さんは提案を受けた際、すぐに承諾したといい、「若い方からの提案については、基本的にやれることはやる姿勢でいる。若い方々がやりたいと思うことがやりやすい社会になれば」と話す。2月21日にはチン正男さんがロータリーの会の清掃活動に参加。広場に散乱する空き缶やたばこの吸い殻などを回収した。
コラボ企画は、3月1日~11日にロータリーの会の広場の清掃活動に参加することでもらえるシールを店で提示すると、特典を受けられるというもの。1日~3日は武蔵野油そばの並盛りと大盛りが半額に、4日~15日はトッピングメニューの肉増しが無料になる。早稲田総本店のみ有効。
中村さんは「広場の問題を解決するためには学生だけではなく、地域の方の協力が必要だと思い、キャンペーンを提案した。今回のコラボをきっかけに、今後さらに地域の飲食店と関係を築けていければ」と意気込む。
ロータリーの会の活動時間は月曜~水曜=8時~、木曜・金曜=23時~。いずれも30分程度。アブラ学会のまん延防止等重点措置期間中の営業時間は10時30分~22時(20時以降はテークアウトのみ)。