高田馬場駅のラム肉専門店「隣のロッヂ」(新宿区高田馬場2、TEL 03-6302-1670)が、食肉販売・総菜販売を見据えたキッチン拡充など店内を改修し、3月1日にリニューアルオープンした。
「隣のロッヂ」は西早稲田にある「羊のロッジ」(西早稲田3、TEL 03-6457-3929)の2号店として2018(平成30)年8月1日、団体客などのニーズに応え山小屋風の半個室など34席を用意しオープンした。オーナー・越坂部忠生さんの妹の夫である松倉剛さんが店長を務める。
改修について越坂部さんは「コロナ禍で始めたテークアウトや通販により、家庭でもっとラム肉を楽しめるように肉の卸や加工品の販売を模索した。キッチンスペースを拡張し、食肉販売業許可・そうざい製造業許可も得た。席数は減ったが、お客さまとのコミュニケーションが取りやすいカウンター席、小上がりの個室など、あれこれ欲張って理想に近いレイアウトを考え抜いた」と話す。席数はカウンター7席、テーブル席14席、小上がり3席。
キッチンにはスチームコンベクション、急速冷凍機などを備える。新しく料理長に元同僚の奈良鉄平さんを迎えて、ランプ肉やレバーなどの部位を使用した一品料理、ハムなどの加工品など、提供品の幅を広げていくという。
メニューは「岩塩で食べる生ラム肩ロース」(1,380円)、「生ラムウデロース」「ラムしゃぶ」(以上980円)、「ラムチョップ」(1,980円)など。コースメニューは「ロッヂコース」(3,280円)、「I LambYou コース」(4,280円)。
同時に、羊のロッヂでは、民泊宿泊施設として使われていた2階を借り増しして、貸し切り専用フロア「2階のロッヂ」をスタートしている。
越坂部さんは「創業時から『おいしかった』だけではなく『楽しかった』と思ってもらえる店を目指してきた。リアルなコミュニケーションを大切にしながら、通販や卸売りで新しい羊の楽しみ方を広めていきたい」と意気込む。
まん延防止等重点措置期間中の営業時間は17時~21時。