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目白に炉端と国産酒の店「あかきんぎょ」 青森郷土料理を工夫して

「あかきんぎょ」の皆さん(左から、菅野昌宏さん、結さん、由美さん、木村杏己さん)

「あかきんぎょ」の皆さん(左から、菅野昌宏さん、結さん、由美さん、木村杏己さん)

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 青森をテーマにした居酒屋「あかきんぎょ」(豊島区目白3、TEL 03-5983-7133)が3月7日、グランドオープンした。

「あかきんぎょ」店頭

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 青森県出身の店主、菅野昌宏さんは飲食店での勤務経験を生かし、2019年8月に「笑酒屋どやぐんち」(新宿区西早稲田1)をオープン。新型コロナウイルス感染症拡大防止の時短営業要請などに応じながら、地域の人々でにぎわう店に育ててきた。現在は「小料理屋結(むすぶ)」と屋号を変えて営業を続ける。

 2店舗目となる同店は、青森八戸漁港から直送する鮮魚、オリジナルレシピでひと工夫する青森の郷土料理を中心に提供する。席数はカウンター11席、テーブル32席。1月下旬から不定期でランチ営業などを行っていた。店名の「あかきんぎょ」は、青森のきんぎょねぶたから命名した。

 菅野さんは「営業時に店頭に掲げるあかきんぎょのあんどんで、『青森の人がやっているのかな』と気付く人もいると思う。ただ、郷土の家庭料理を再現するのではなく、この店ならではの味を出していきたい」と話す。

 フードメニューは、「青森県八戸産銀サバ三点盛り」(1408円)、「八戸直送のスルメイカ生一夜干し」(968円)、「陸奥湾 活ホタテ蒸し」(429円)、「しょうが味噌(みそ)おでん盛り合わせ」(979円)、炉端で焼く「銀サバの蒲(かば)焼き」(935円)、「青森イワシの一本炉端焼き」(550円)、芋焼酎のもろみかすで育てた「薩摩黒宝豚の炉端焼き」(1,300円)などを用意する。

 ドリンクメニューは、生ビール(539円)、ハイボール、サワー・ジンソーダ割り(以上429円~)、「酎酸(ちゅうさん)」と名付けた焼酎の炭酸割り(638円~)。そのほか日本酒は常時30種類以上、ウイスキーも国産を中心にそろえる。

 菅野さんは「店は江戸料理の名店といわれた『太古八』の跡地で、伊勢神宮遷宮の際の古材を使った白木のカウンターは当時のものを譲り受けている。地元の人に愛され目白の名店といわれるように精いっぱい努めたい」と意気込む。

 営業時間は17時~23時30分。日曜定休。

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