早稲田大学の春学期が4月5日に始まり、学生の新歓活動も活発になっている。
4月1日~4日に早稲田キャンパス全体を使う新歓は早大の名物行事だったが、新型コロナの影響で一昨年は中止、昨年は完全オンラインでの開催。今年はオンラインと会場を制限した現地のハイブリッド開催となった。シンボルである「大隈記念講堂」は大学公式行事だけではなく、学生サークルの発表の場にもなっており、4月末から5月にかけ学生たちが主催する新歓公演が行われる。
4月25日には「早稲田合同新歓公演『RiDE2022』」を開催。パフォーマンスやダンスのサークル、関連団体が一堂に会する。キャッチコピーは「君は何色に燃えるのか」。早稲田大学合同新歓公演実行委員会は「今年は『点火』をコンセプトに、新入生の心に何か一つ『憧れ』がともるような公演を目指す」とする。
昨年は2日間の実施だったが、「今年は1日にRiDEの熱を凝縮し、『お祭り』のようなムードで早稲田を盛り上げる」という。開演は13時と17時で各回同じ内容。入場は新入生のみだが、ユーチューブライブは誰でも観覧できる。チケットは抽選制で、申し込みは4月15日21時まで。
4月30日には「企画集団便利舎」がトークイベント「テレビっ子2022」を開催。テレビ東京の伊藤隆行さん、テレビ朝日の加地倫三さん、放送作家の鈴木おさむさんをゲストに迎え、「若者のテレビ離れが叫ばれている中、3人の有名テレビ関係者がテレビやバラエティーの可能性を語るイベント」(企画集団便利舎)という。18時開演。早大生以外でも参加可。配信も行う。
5月2日にはK-POPカバーダンスサークル「Twinkle」が単独新歓公演「-NEW ERA-」を、5月8日にはベリーダンスサークル「SARAHbelly」が新歓公演を行う。いずれも昨年は対面ではなかったが、今年は対面で開催。
サークル活動の活性化に合わせて、近隣飲食店でも学生イベントとのコラボメニューの提供が増加。「Whistle CAFE」ではトマトソースのオムライスプレートを提供。店主の吉田和生さんは「まだまだ油断できないコロナ禍の状況だが、何とか有観客で開催出来ることを心から願っている」と話す。
油そば専門店「麺珍亭本舗」では「辛(シン)ジャンク油そば」を提供。小林将人店長は「コロナ禍を体験してパワーアップした学生達のパフォーマンスに助力できるよう、スタミナ満点の油そばを提供していきたい」と意気込む。