早大近くのグランド坂に二郎系ラーメン専門店「Life is Better…from Yume Wo Katare」（新宿区西早稲田1）が5月14日、オープンした。

「Life is Better…from Yume Wo Katare」の「RAMEN」

　店主の平塚旦さんは東京都出身。大学進学でアメリカに留学した際、現地で二郎系ラーメン専門店「Yume Wo Katare」に出合った。京都の一乗寺で「ラーメン荘 夢を語れ」を2006（平成18）年に創業した西岡津世志さんがボストンに出店した店で、二郎系ラーメンが好きだった平塚さんは客として訪れていたが、在学中にアルバイトとして働くようになった。

　大学卒業後、社員として1年間半働き、独立。2018（平成30）年8月、沖縄に「Yume Wo Katare Okinawa」をオープンした。「ラーメン荘 夢を語れ」グループの店は、食事だけではなく、客が夢を語れる場になっていることが特徴で、沖縄店は「3年間で延べ1万人が夢を語った」（平塚さん）という。当初から3年間だけ営業することを決めていた沖縄の店をスタッフに引き継ぎ、東京での出店に向けて準備を始めた。

　「夢を語れるラーメン専門店」という店のコンセプトに共感した人からグランド坂の物件を紹介され、出店にこぎ着けた。店名には「生きていくだけなら必要ない、一見すると無駄なことが人生を豊かにしてくれる。自分の人生にはこれがあるから豊かだと言える場所にしたい」という思いを込めた。席数は7席。

　提供するラーメンは麺の量の違いで「RAMEN」（250グラム）と「SMALL」（150グラム）の2種（以上950円）。豚（チャーシュー）は2枚のせる。トッピングは「豚マシ（2、3枚）」（300円）、「豚マシHalf（1、2枚）」「SPICY」（以上150円）、「生卵」（50円）などを用意する。

　「自分が毎日食べたくなるラーメンを提供している」と話す平塚さん。「豚骨しょうゆで、だしの感じが堪能できる。いわゆる二郎系よりは中華そば寄りのイメージ。豚も赤身のうまみを感じられる。がっつりしているがどんどん食べられて、重々しくないラーメンにしている」とも。

　営業時間は11時30分～14時30分、18時30分～21時30分。月曜定休。