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西早稲田のNGO「シャプラニール」がおもちゃ通じて寄付 児童労働解決のために

NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」の皆さんと回収ボックス

NGO「シャプラニール=市民による海外協力の会」の皆さんと回収ボックス

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 西早稲田のNGO「シャプラニール=市民による海外協力の会(以下シャプラニール)」が、ブックオフコーポレーションの宅配買い取り寄付サービス「キモチと。」と連携し、「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン」を実施している。

シャプラニールの事務所に設置する回収ボックス

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 シャプラニールは、1972(昭和47)年9月に創立。南アジアを中心に子どもの教育支援や児童労働の予防・削減といった「支援が届きにくい人々、課題」にアプローチする国際協力NGO。フェアトレード、防災事業や在留外国人の支援も行っている。

 「おもちゃで児童労働をなくそう!キャンペーン」は、不要になったおもちゃ、ゲーム、小型調理家電、本、CDなど、家庭で使っていない物を提供すると、買い取り金額が寄付となり、児童労働の削減・防止などの活動を支援する取り組み。

 6月12日の「児童労働反対世界デー」に合わせて開始しており、「おもちゃを寄付することで、親子で社会問題を学ぶきっかけにしてほしい」という思いも込める。近年では大人がおもちゃを購入することも多いため、幅広い世代に訴求したいという狙いも。期間中はゲーム機、ゲームソフト、本、コミック、CD、DVDの寄付金額が10%増額される。

 寄付は家事使用人として働く子どもの読み書きを学ぶ授業、ミシンの技術研修など、シャプラニール全般の活動に活用される。2007(平成19)年からブックオフコーポレーションと同様の取り組みを行ってきたが、2020年からは「キモチと。」で実施。「キモチと。」を通じ、これまでに1,200万円を超える寄付が集まっている。

 今年は新たにシャプラニールの事務所に新たに回収ボックスを設置。事務所の来客や事務所の入るスコットホールの来館者、地域の人に本1冊からでも気楽に寄付に参加してもらえるように工夫する。

 担当のダハル・スディプさんは「この機会に『世界を変える、児童労働をなくす』という自宅からできるアクションを起こしてほしい。子どもから大人まで、皆さんに協力してもらえれば」と呼びかける。

 回収ボックスの受付時間は10時~18時。日曜・月曜閉館。「キモチと。」では、サイト上で随時受け付ける。7月31日まで。

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