高田馬場のゲームセンター「ゲーセンミカド」(新宿区高田馬場4)が6月25日、中古アーケードゲーム機の通信販売を開始した。
ゲーセンミカドはアーケードゲームを主に展開し、200台以上のゲーム機を設置。2009(平成21)年にオープン以来、熱心なファンが多く、エリア外から訪れる客も多いという。高田馬場にレトロゲーム専門の「ゲーセンミカド x ナツゲーミュージアム in 白鳥会館」を展開しているほか、池袋にも店を展開する。
新型コロナの影響でゲームセンター事業が厳しい状況になったため、家庭用ゲームソフトとのコラボ、ユーチューブチャンネルでのゲーム実況、Vチューバー ミカドちゃんの登場、他業種とのコラボなど周辺事業にも注力してきた。昨年8月に古物商の営業許可を取得し、通販への参入準備も進めてきたという。
新たに販売するのは、ゲーセンミカドが選んだ中古アーケードゲーム機。「体感」「ガンシューティング」「ビデオ」「音楽」の4ジャンルに約20機種をラインアップする。価格は6万円~43万円。ゲーセンミカドのホームページで販売する。
納品日から7日間の保証が付く「通常販売」と初期動作のみが保証の対象となる「動作確認のみ販売」の2種類の販売方式で提供。「動作確認のみ販売」では整備代金を割り引く。4トントラックで配送し、配送は玄関や搬入口までとなる。
ゲーセンミカドの深町泰志さんは「当社でできることを幅広く模索する中で、約1年をかけ準備してきた。結果はこれからだが、スタートラインに立つことができた」と話す。
今後もラインアップを充実させていくという。