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中国茶カフェ「甘露」、猛暑下の夏メニュー 体を冷ます養生パフェなど

甘露の夏メニュー「仙草消暑巴菲」

甘露の夏メニュー「仙草消暑巴菲」

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 カフェ「甘露」(新宿区西早稲田3)が6月28日、薬膳や漢方を取り入れたパフェなどの夏メニューの提供を始めた。

「甘露」 向井まいこさん、中村ななえさん、田中涼子さん(右から)

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 甘露は、中国のお茶と薬膳スイーツのカフェとして、2018(平成30)年10月にオープン。創業者で日本漢方養生学協会認定の漢方養生指導士などの資格を持つ向井まいこさんが、四季に合わせてメニューを開発している。

 向井さんは「自分と身の回りの人のために、季節や体質に合わせた料理を作る薬膳料理や漢方を学んだ。夏の暑い時期には、ほてった体を冷ます働きのある食材を積極的に取るという食養生がある。今年の夏メニューに加えたパフェには、仙草、緑豆、菊花など薬膳で体の熱を冷ますとされる食材を取り入れる工夫をした」と話す。

 パフェは一部当て字をして「仙草消暑巴菲(シエンツァオシャオシュウバァフェイ)」(1,430円)とし、菊花、クコの実、仙草ゼリー、緑豆クリーム、豆乳あんにんプリン、「銀耳(ぎんじ)=白キクラゲ」「桃膠(タオジャオ)=桃の樹液」、ココナツクリーム、「黒もち米」、ココナツのロースト、ハトムギのローストの11種類の食材で構成する。

 その他、緑豆で作る糖水「緑豆湯(リュイドウタン)」(プレーン=583円、ハトムギ・ハスの実・ユリ根入り=638円)などを夏メニューとして提供する。

 向井さんは「アイスクリームやかき氷など冷たいスイーツばかりでなく、体が冷えすぎないよう考えられた中国の夏のおやつの食文化をもっと知ってもらいたい。この夏、甘露で体験してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時30分~18時。木曜定休。

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