オレンジコートショッピングセンター会(新宿区大久保3)が11月16日、中庭にモミの生木のクリスマスツリーを設置し、近隣の子どもたちとイルミネーションの点灯式を行った。
オレンジコートショッピングセンター、クリスマスツリー点灯式の様子1
東京都施行再開発事業の第1号案件として整備された西大久保地区(ニュータウンオークボ)に立地する同会は、1981(昭和56)年に発足。現在は、再開発以前から続く商店を含む26店舗が加盟する。
大型のクリスマスツリーの設置は、同会の副会長を務める矢吹通康さんら若手経営者が中心となって2019年から始め今年で3回目。
点灯式では、サンタクロースに扮(ふん)した会長の小菅孝太郎さんらが、用意したお菓子を子どもたちに手渡した後、クリスマスカードが入ったお菓子袋を手にした2人の子どもが小菅さんとイルミネーションの点灯ボタンを押した。
矢吹さんは「コロナ禍で人が集まるイベント開催が難しい時期が続いた。今年はポスターを掲示するなどして告知を行い、今日は近隣の保育園の園児をはじめ約100人の子どもたちが中庭に集り一緒に点灯式ができた。人が集まる場所にはオンラインにはない出会いや熱量がある。こういうことを毎年続けていきたい」と話す。
小菅さんは「小さな子どもからお年寄りまで幅広く参加できて楽しめる企画。子どもたちが見知らぬ人から物を受け取らないようにと、お菓子はサンタクロースに扮して配るなど細やかな気配りも商店会らしい発想。若手経営者らのアイデアとチームワークで素晴らしい点灯式ができた」と笑顔を見せる。
イルミネーションは2023年1月中旬まで。