早稲田大学ア式蹴球部が12月10日、2025シーズンにJリーグ・WEリーグに加入する5選手の記者会見を行った。
応援部がエールを送る様子=早大からJリーグ・WEリーグに5選手が加入
Jリーグクラブに加入するのは、GKのヒル袈依廉(かいれん)選手(サンフレッチェ広島)、DFの神橋良汰選手(川崎フロンターレ)、FWの駒沢直哉選手(横浜FC)。WEリーグに加入するのはGKの石田心菜選手(セレッソ大阪ヤンマーレディース)、MFの築地育選手(ノジマステラ神奈川相模原)。
同学年には今季からすでにFC東京で活躍する安斎颯馬選手もいる。お互いについて、「他の選手が試合に出ていたら、自分ももっと頑張らないといけないと励みになる」(ヒル選手)、「安斎選手含めて4人がJ1に挑戦することは楽しみ」(神橋選手)、「4人とも早稲田の4年間で良き仲間でありながら、ライバルとしてもお互いに良い刺激を与えながらやってきたので、プロの世界でもそういった関係でやれれば」(駒沢選手)と話す。
「3選手はそれぞれが個性と自分の軸をしっかりと持っている」と同部の兵藤慎剛監督。「特に最上級生になってからの人としての成長には大きな幅があった。プロになって甘い言葉をかけてくる人が思うが、厳しい言葉を言ってくれる人たちに耳を傾けながら活躍して、社会に羽ばたいてほしい」とエールを送った。
6年ぶりにセレッソに復帰する石田選手は「フィジカル面での差はあるが、練習参加では足元の技術などの自分の長所はWEリーグでの舞台でも通用すると感じた。スタメンとしてチームの勝利に貢献するのが一番の目標」と意気込む。特別指定選手としてWEリーグに出場している築地選手は「試合を経験する中で自分の強みや課題は分析できている。それとともにチームメートとの信頼感が大事になってくると思うので、ピッチ内外で積み上げていきたい」と話す。
同部女子部門の後藤史監督は「2選手が選手としても人としても成長する姿を見てきた。人としてという部分については4年生の時の成長が大きかった。プロの世界でも選手として貪欲で、人としてチームに貢献してほしい」と言葉をかけた。
同部女子部門は12月26日から4年生最後の大会となる「第33回全日本大学女子サッカー選手権大会」に挑む。