都立戸山公園近くの「オレンジコートショッピングセンター会」(新宿区大久保3)が現在、クリスマス企画「オレンジコートでクリスマスの思い出を写そう!」を行っている。
東京都施行再開発事業の第1号案件として整備された西大久保地区(ニュータウンオークボ)に立地する同会。1981(昭和56)年に発足し、現在は再開発以前から続く店や若手経営者が新たに出店した店など、約30店舗が加盟する。バル、カフェ、日本料理店や青果店、精肉店、クリーニング店、薬局、医院、スポーツショップなど幅広い業種が軒を並べる。
クリスマスに合わせて、中庭に高さ6メートルの生木のモミのクリスマスツリーを使ったイルミネーションを2019年から始め、近隣エリアの冬の風物詩になっている。オレンジコートショッピングセンター会会長の矢吹通康さんは「オレンジコートショッピングセンターと言えば、スーパーのマルエツをイメージされる方が多いと思うが、この商店街には個人商店も多くある。それを知ってもらえる機会になればと企画した」と話す。
今年は新たにモールエリアの壁面にフォトスポットを、東西のエントランスにアーチ状の装飾をそれぞれ設置した。「これまでモールにはクリスマスの装飾がなかった。商店街のメンバーからフォトスポットを設置してはどうかと提案があった」と矢吹さん。フォトスポットなどは安全性を考慮し、風船を使用。赤色、緑色、金色などを使い、クリスマスらしさを演出する。
フォトスポットでは親子連れが記念撮影する姿も見られる。矢吹さんは「この商店街で撮影をしたことを、子どもたちが大きくなった時に思い出してくれるとうれしい」と話す。
フォトスポットは12月26日まで、クリスマスツリーのイルミネーションは来年1月中旬まで。