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穴八幡宮沿いに焼き芋専門店「いもぞう」 信楽焼のつぼでべにはるか焼き上げ

店頭に置かれた信楽焼のつぼと店主の鍬田綾乃さん

店頭に置かれた信楽焼のつぼと店主の鍬田綾乃さん

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 「しあわせのつぼ焼き芋 いもぞう」(新宿区西早稲田2)が12月21日、馬場下町交差点にある穴八幡宮の並びにオープンした。

「しあわせのつぼ焼き芋」(大)=穴八幡宮沿いに焼き芋専門店「いもぞう」

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 ふたまで陶器になっている信楽焼のつぼを使い、3時間かけて、備長炭で焼き上げる焼き芋を売りにする同店。店舗面積は約8坪。席数はテーブル14席。店主の鍬田綾乃さんは「このつぼのビジュアルに一目ぼれして、欲しいと思ったのがきっかけとなり、店を出すことにした。濃い味で自慢できる一品にできた」と話す。オープンまでに複数品種のサツマイモで試作し、このつぼに一番合うと吟味した茨城県産のべにはるかを使う。

 店名は鍬田さんがキッチンカーで営業していたときに使っていたロゴマークが象だったこと、東南アジアでは「神の使い」「幸せを運んでくれる」とされる。鍬田さんは「いもぞうのぞうは、『蔵』だと思う人も多いと思うが、実は『象』だというエピソードも伝えていきたい」と話す。

 価格は、「しあわせのつぼ焼き芋」が「いっぽん」(230~260グラム)=720円、はんぶん=420円、「大」(280グラム以上)=820円。キッチンカー時代に提供していたベトナム産の豆を使ったコーヒーのほか、ハーブほうじ茶(以上450円)、カフェオレ(550円)、自家製ゆずネード(570円)、竹炭ブラックコーンを使うソフトクリーム(420円)なども提供する。焼き芋とドリンクをセットで注文すると50円を割り引く。セットと併せ全品ともテイクアウトでは20円を割り引く。

 イートイン限定メニューとして、「カップやきいも」とドリンクがセットになった「おやつセット」(750円~)も提供する。焼き芋にソフトクリームをトッピングすると150円増。冷凍した焼き芋の通信販売も行う。

 鍬田さんは「ずっとコーヒーを販売してきたが、お子さんが飲めなかったり、外国産であったりすることなどに引っかかっていた。サツマイモを調べ出すと、どこでも育てられて、栄養価が高いことも分かった。食糧自給率が低いことに課題を感じているので、何らかのアクションになれば」と話す。

 営業時間は11時~18時。木曜定休。

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