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「らぁ麺やまぐち」がスープをリニューアル 「目指しているものに近づいた」

「らぁ麺やまぐち」店主の山口裕史さん

「らぁ麺やまぐち」店主の山口裕史さん

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 西早稲田のラーメン専門店「らぁ麺やまぐち」(新宿区西早稲田3)が2月4日、スープをリニューアルした。

「特製鶏そば」=「らぁ麺やまぐち」がスープをリニューアル

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 3種の地鶏や羅臼昆布のだしを使うスープに島根県の「森田醤油(しょうゆ)」など3種類のしょうゆを合わせるラーメン「鶏そば」とつけ麺「鶏つけそば」が看板メニューの同店。エリア外からも来店が多く、「ミシュランガイド東京」のビブグルマンに6年連続、食べログの100銘店に8年連続で選出されるなど受賞歴も多い。

 これまでもスープの改良を重ねてきた。今回のリニューアルでは、会津地鶏、吉備鶏と一緒に使っていた山水地鶏を熊野地鶏に変えたほか、丸鶏とガラの割合や温度管理を変更。チャーシューで使う豚の肩ロースの脂身や筋の多い部位も追加したという。しょうゆのたれには新たに福島県産のしょうゆをブレンドした。

 店主の山口裕史さんは「限定メニューに取り組むことで、考え方が変わってきた。これまでは鶏にこだわってきたが、お客さんによりおいしいと感じてもらえるように、ラーメンスープの原点とも言える豚を使うことにした。よりクリアで深みのある味にできた」と話す。

 「しお鶏そば」もリニューアル。本枯節、宗田節、シイタケなどで作る魚介スープを加え、ダブルスープにした。「魚介は濃いめのだしを取り、少量を入れることでアクセントにしている。特定の素材ではなく、複合的なうまみでだしの厚みを増したようなイメージ」(山口さん)という。

 メニューは、チャーシュー4枚、味玉、ワンタンをトッピングする「特製鶏そば」「特製しお鶏そば」(以上1,620円)、チャーシュー2枚、味玉をトッピングする「味玉鶏そば」「味玉しお鶏そば」(以上1,400円)、チャーシュー2枚をトッピングする「鶏そば」「しお鶏そば」(以上1,220円)など。

 山口さんは「ようやく目指しているものに近いものができた。今回の取り組みで視野が広がったので、今後もいろいろと取り組んでいきたい。新しくなったスープを試してもらえれば」と呼びかける。

 営業時間は11時~21時30分。支払いはキャッシュレスのみ。

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