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高田馬場で「昆虫食」楽しむ会 ジビエ居酒屋でコオロギバーガーやスズメバチ炒めなど

米とサーカス高田馬場店の店内で昆虫を使った料理をつくる参加者

米とサーカス高田馬場店の店内で昆虫を使った料理をつくる参加者

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 コオロギバーガーなどを楽しむ「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会〈30〉」が2月9日、JR高田馬場駅前のジビエ居酒屋「米とサーカス高田馬場店」(新宿区高田馬場2)で開催された。主催は昆虫料理研究会。

「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会〈30〉」で調理した3種類のメニュー

 昆虫料理研究会の代表・内山昭一さんは、幼少から昆虫食に親しみ、1999年より本格的に研究活動を行う昆虫料理研究家。どうすれば昆虫をよりおいしく食べられるか、味や食感、栄養をはじめ、あらゆる角度から食材としての可能性を追究している。

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 会場の「米とサーカス高田馬場店」は、ジビエ料理や昆虫を使ったメニューを提供する居酒屋。それまで利用していた会場が使えなくなり、新たな会場探しがきっかけとなり、同店を会場にした「米とサーカスで昆虫食を楽しむ会」を2016年9月から開催するようになった。

 今回は「ダブルコオロギバーガー」「スズメバチじゃがバター炒め」「セミのチョコバナナ」の3種類のメニューを調理。「ダブルコオロギバーガー」は肉を使わず、2種類のコオロギを使うことで味に奥行きをつけ、さらに皮を剥いたミールワームを加えることで脂肪のうま味とコクを引き出したメニュー。通常のバーガーと遜色ない食感だという。

 「スズメバチじゃがバター炒め」は、参加者がモンスズメバチの巣抜きから実施。そのままバター炒めにするのが定番だが、ジャガイモを加えることで満足度を向上させた。「セミのチョコバナナ」は、例年2月のバレンタインにちなみチョコをあしらっているが、今年は串にセミの成虫と幼虫を刺すだけでなく、その間に口直しのバナナを挟む新しい取り組みも。

 当日は1月19日に発売された内山さんが執筆した新書「昆虫は旨い!」(新潮新書)の発売記念トーク&サイン会も同時開催。3種のメニュー作りの昆虫調理に加えて、参加者は大いに盛り上がった。

 内山さんは「昆虫食は『食』の多様性の象徴、『自然は巨大なレストラン』ではないか。今でも世界で20億人が1900種以上の昆虫を食べている。採集、調理、試食を通し、『食べるとは命をいただくこと』を体験できるため、食育教材としても昆虫食の役割は重要。旬の食材のおいしさも実感できる。取れたてのセミやバッタは本当においしい。明日の食卓へ昆虫食はいかがでしょうか」と呼び掛ける。

 開催は毎月第2土曜。次回は3月9日でひな祭りにちなんだ料理も予定している。

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