新宿区役所が高田馬場駅前ロータリーで行っていた「高田馬場駅前喫煙スポット」(新宿区高田馬場1)の改装工事が3月15日、完了した。
1月20日から始まった今回の改装では、喫煙する人が喫煙スポットからあふれていた状況を考慮し、従来の約25平方メートルから44平方メートルにスペースを広げ、2つだった灰皿を4つに増やした。
喫煙所のスペースは、分煙効果を高めるため喫煙スポットをこれまでよりも高い分煙パネルで囲った。以前はロータリーの車道側はパネルがなかったが、今回の改装で車道側にもパネルを設置した。改装前よりも煙が外に逃げにくいようにし、受動喫煙防止を促進する。
喫煙所のリニューアルに併せ、ロータリー広場周辺の基礎工事も実施し、植栽を植え替えた。広場内にも植栽を行うことで、景観を維持する。3月末から4月上旬にかけて周辺教育機関の卒業入学に伴い、大勢の人が集まるロータリー広場がそれに間に合う形でリニューアルとなった。
よく喫煙所を利用する田中健一朗さんは「以前の喫煙所よりもかなり広くなった。たばこの煙が嫌いな人もいるので、今回の環境整備で喫煙マナーを守る人が増えるといいなと思う」と話す。
喫煙スポットを管理する新宿区ごみ減量リサイクル課は「新宿区は区外からの来街者が多いエリアということもあり、たばこを吸う人も、吸わない人もお互いに心地よい環境をつくることを目標としている。今回の改装工事もその一環で実施した。より多くの方に、区内分煙に理解と協力を頂ければ」と呼び掛ける。