神田川沿いの遊歩道に咲く桜を照らすライトアップイベントが見頃を迎えた。
「早稲田桜天ノ川(SAKURA Milky Way in Waseda)」と題した桜のライトアップは、神田川に架かる面影橋(新宿区西早稲田3)から駒塚橋(文京区)までの間の新目白通り側で行う。住宅街という立地を考慮し、樹木1本ずつを狭角のライトで真上に照射する照明デザインが天の川に似た光の道を作り出している。
同企画を主催する早稲田商店会の佐藤靖子事務局長は「神田川沿いの桜のライトアップは、以前より、江戸川橋から駒塚橋の間は文京区が、中之橋から三島橋の間は新宿区がライトアップ事業を行っていた。今回は、その間の駒塚橋から中之橋を当商店会がつなぐことで、約2キロの光の道を作る。合わせて、グランド坂(新宿区西早稲田1)の桜並木のライトアップも行う」と話す。
毎年、桜ライトアップの期間は、早大生がボランティアで巡回警備を行うという。「春とは言え、冷え込む夜道を、何時間も歩いてくれている」と佐藤さんは労をねぎらい、「桜は学生にとって入学や卒業という大きな節目の季節に咲く花。早大のお膝元に位置する当商店会として、次年度は、早大生になじみの深いグランド坂の桜並木での点灯式も検討している」と抱負を語る。
ライトアップ最終日の4月7日には、戸塚町会連合会主催の「早稲田さくらまつり」が、都電早稲田―面影橋間の新目白通りで開催される。
点灯時間は18時~21時。4月7日まで。