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早稲田大学で入学式 1万人超の新入生、「早稲田の杜」で春を迎える

4月1日に早稲田大学早稲田キャンパスで行われた新歓の様子

4月1日に早稲田大学早稲田キャンパスで行われた新歓の様子

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 早稲田大学の学部、大学院の入学式が早稲田アリーナ(新宿区戸山1)で4月1日・2日・3日に開かれた。

早稲田アリーナで初めて開催された入学式の様子

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 3月26日・27日に開催された卒業式に続く、昨年12月に完成した多目的施設「早稲田アリーナ」の公式行事として開かれた入学式。本年度の入学生は、学部8802人(うち海外からの留学生324人)、大学院3017人(うち海外からの留学生701人)で、合計1万1819人。

 学部の入学式は4回に分けられ、4月1日は午前に政治経済学部、法学部、文学部(第1回)、午後に教育学部、スポーツ科学部、国際教養学部(第2回)、2日は午前に文化構想学部、商学部、社会科学部(第3回)、午後に基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、人間科学部(第4回)、3日は、大学院の全ての研究科の入学式が行われた。

 式典は、田中愛治総長の式辞から始まり、「今後、何年かかろうとも、早稲田は世界で輝く、世界トップクラスの大学になる」とし、「正解のない問題に挑戦していくたくましい知性を育み、知性、異なる文化や価値観を持つ人々と接してしなやかな感性を養う」ことを同大の教育の二本の柱に据えていくと紹介した。

 大学が用意する多用なプログラムを活用し、海外留学を経験してほしいとしたほか、学生が求める環境を用意していることなども説明。「早稲田では思う存分勉強し、自分のやりたいと思う活動にも力を入れて、充実した学生生活を送ってほしい」と新入生を激励した。

 続いて第1回の入学式では「栄誉フェロー称号贈呈」が行われ、同大名誉教授で東京大学名誉教授の江頭憲治郎さんが新入生へ祝辞を送った。第2回ではアシックスの廣田康人社長が祝辞を、第3回では「スポーツ功労者表彰」で公益財団法人日本サッカー協会顧問の釜本邦茂さんが表彰され、第4回では日本公認会計士協会の関根愛子会長が祝辞を送り、同大にゆかりのある人たちが新入生に祝いの言葉を送った。

 入学式に合わせて早稲田キャンパスでは新歓が行われ、多くの学生、新入生、保護者らが集い、春のにぎわいが見られた。第1回の入学式後には、新年号「令和(れいわ)」が発表され、同大政治経済学部長の川岸令和(のりかず)教授と同じ漢字だと話題になるサプライズもあり、早稲田アリーナで初となる入学式の新たなエピソードも生まれた。

 法学部に入学した酒井柊平(しゅうへい)さんは「入学できてうれしいという気持ちと、それだけで高揚して満足していたら駄目だなという心境。サークルなども楽しみながら、勉強にも真面目に取り組み、充実した大学生活にしていきたい」と抱負を語った。

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