早稲田大学が「早稲田スポーツミュージアム」(新宿区戸山1、TEL 03-5286-9079)で5月28日、羽生結弦選手のサインの入ったフィギュアスケートシューズの展示を始めた。
フィギュアスケートシューズにサインをする羽生結弦選手(提供:早稲田スポーツミュージアム)
同施設は、早稲田大学の新たなシンボルとして昨年完成した早稲田アリーナの3階に、早稲田スポーツの魅力を伝える施設として3月20日に開館。早稲田大学が推進する「キャンパスミュージアム構想」の一環で、「早稲田大学演劇博物館」「會津八一記念博物館」「早稲田大学歴史館」に続いて、4つ目のミュージアムとなる。
館内では、実際に競技で使用したユニホームや用具、写真の展示などのほかに、過去から現在に至る早稲田スポーツに関わる関係者を検索できるシステム「早稲田スポーツ名鑑」を導入。現体育各部(44部)の資料を交代で展示する体育各部セレクションを中心に、定期的に展示を入れ替えるなど、足を運ぶ度に新たな発見があるような工夫を随所に凝らす。
開館時から展示されていた、公式試合で実際に履いたフィギュアスケートシューズに今回、羽生結弦選手が直筆でサインをした。同施設を管理する早稲田大学文化企画課が、サインが入ったことをツイートすると、5月28日時点で1200以上リツイートされ、インターネット上でも話題になっている。
早稲田大学文化企画課の小川薫さんは「サイン入りシューズの展示で、初めて羽生選手が早稲田大学に在学していることを知る人も多いかもしれない。早稲田スポーツミュージアムは、羽生選手だけでなく、多くの早稲田大学出身者の活躍や功績を知ることができ、その積み重ねが日本全体のスポーツの発展に寄与してきたことにも気付いていただける施設。5月末まで、大学内のミュージアムの魅力を体験できるイベント『Museum Week』を開催中なので、1人でも多くの方に早稲田スポーツミュージアムに来館いただければ」と話す。
開館時間は10時~17時。水曜・祝日休館。入場無料。サイン入りシューズの展示は6月20日まで。