早稲田大学(新宿区戸塚町1)で6月6日から、「第10回早稲田学生文化・芸術祭」が開催される。
昨年開催された「早稲田学生文化・芸術祭」エンディングの様子(提供:早稲田大学文化企画課)
2010(平成22)年から始まった同イベント。早稲田大学学生生活課と文化企画課のサポートの下、学生が主体となって企画・立案。約30の学生サークルが参加し、日頃のサークル活動の成果を発表する。例年は大隈講堂も会場として使っていたが、今年は改修工事中のため使わず、昨年12月に完工した早稲田アリーナを初めて会場として使う。
会場はほかに、小野記念講堂、ワセダギャラリー、27号館1階ショーウインドー。チアリーディングやジャグリング、民族ダンスなどのパフォーマンス、クラシック音楽やアカペラ、和楽器などの音楽演奏、写真や陶芸などの展示を展開する。
早稲田アリーナ公演は、1800人を収容予定。地下2階で行われるパフォーマンスを地下1階の観客席から鑑賞できる。タップダンスの「TAP-LOVERS(タップラバーズ)」「下駄(げた)っぱーず」、フリースタイルバスケットボールの「WASEDA BALLERS」、ベリーダンスの「SARAHbelly」、フラダンスの「ハワイ民族舞踊研究会(わせフラ)」、ジャズダンスの「Oasis」、チアダンスの「MYNX」、男性チアリーディングの「SHOCKERS」が出演する。16日、13時開場。
小野記念講堂では音楽演奏を中心に行う。8日は、エレクトーンの「AUGMENT」、タンゴの「オルケスタ・デ・タンゴワセダ」、ビッグバンド・ジャズの「ハイソサエティ・オーケストラ」、ジャズの「早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブ」、和太鼓の「魁響(さきがけひびき)」が出演。13時30分開場。9日は、三味線の「津軽三味線愛好会 三津巴(みつどもえ)」、よさこいの「東京花火」、管弦楽アンサンブルの「交響楽団」、ヒーローショーの「怪獣同盟」、ジャグリングの「~infinity~」、サルサダンスの「Waseda Salsa Party(わせサル)」、ファッションショーの「わせプロ」が出演。13時開場。
同講堂では単独公演も実施。10日はダンスの「Waseda International Festival(W.I.F)」、11日はお笑いの「お笑い工房 LUDO」、12日はアカペラの「Choco Crunch」と「Street Corner Symphony」が出演する。18時開場(12日は17時)。
展示は、「陶芸部 稲穂窯(いなほがま)」がワセダギャラリーで6日~9日、「写真部」が27号館1階ショーウインドーで6日~9日、小野記念講堂ロビーで8日~12日、「絵画会」が27号館1階ショーウインドーで10日~14日に開かれる。
早稲田アリーナ公演などの運営を行う早稲田大学放送研究会の副代表の井河(いがわ)恭祐さんは「早稲田アリーナで開催されるパフォーマンスイベントで注目度も高くなっている。新しいスペースなので、映像、音響、照明も気合を入れて最高のパフォーマンスを観客に感じてもらえるよう、取り組んでいきたい。幅広いジャンルの早稲田らしさを感じてもらえれば」と話す。
Oasis副代表の後藤優介さんは「早稲田アリーナで初めてパフォーマンスするのでワクワクしている。いつもは観客と同じ目線でパフォーマンスすることが多いが、今回は上から観賞してもらうことになるので、上からの目線にアピールできるようなプログラムを準備している。今までにはないOasisを楽しんでいただければ」と話す。
SHOCKERS代表の嶋田基弘さんは「『早稲田学生文化・芸術祭』は毎年、新入生のデビューイベントになっている。自分たちがデビューした時はとても緊張したので、新入生をサポートしながら、高さの出る技を取り入れて観客を引き込んでいきたい。さまざまなサークルが出演するので、SHOCKERSを初めてご覧いただく方にも楽しんでいただければ」と話す。
入場無料。今月16日まで。