これから創業を目指す人を対象にした「創業スクール」が7月2日から、東京三協信用金庫本店(新宿区高田馬場2)で開催される。
同スクールは産業競争力強化法に基づき新宿区が実施する「特定創業支援等事業」。全4回出席し、新宿区から証明書の交付を受けると、株式会社や合同会社を新宿区内で設立する際に必要となる登録免許税の減免や、日本政策金融公庫の金利優遇などの優遇措置が受けられる。東京都中小企業振興公社が実施する補助金「創業助成事業(最大300万円、補助率3分の2)」の申請資格の要件の一つにもなっている。
「経営戦略」「人材育成」「財務」「販路開拓」の4つのテーマを学び、創業に必要な知識が習得できる。東京商工会議所新宿支部と共催し、各分野の専門家を講師に起用する。4日の内、1日欠席した場合は、新宿区産業振興課か東京商工会議所新宿支部が実施する「窓口相談」を受けることで補完できる。2日以上欠席した場合は、再度創業スクールを受講しなければ証明書の交付は受けられない。
同金庫の担当者は「創業を目指し具体的な計画を考えている人や、まだ具体的なプランができていない人についても、創業スクールへの参加を通し事業計画について考えていただく機会として活用していただければ」と呼び掛ける。
開催日時は7月2日・9日・16日・23日の18時~20時。参加無料。申し込みは6月28日まで。