「第66回理工展」が11月2日、3日に早稲田大学西早稲田キャンパス(新宿区大久保3)で開催される。
「理工展」公式マスコットキャラクターの「矢口くん」に駆け寄る子どもたち
「理工展」は、早稲田大学の基幹・創造・先進の3つの理工学術院の拠点である西早稲田キャンパスで開催される早稲田理工の学園祭。昨年は過去最高となる約1万9000人が来場したという。
模擬店や展示、中庭に設営するステージでのパフォーマンスのほか、研究発表や講演会、参加型実験企画などの科学を体感できるイベントなど、約70の企画を展開する。今年のテーマである「ピース」をコンセプトに、キャンパス内を謎解きしながら探索する企画「パズルの国の大事件」やパズルのピースで理工展公式マスコットキャラクターの「矢口くん」のピースサインを彩る来場者参加型企画「みんなでピースを埋めよう!」も展開する。
今年からの試みとして、同じ日程で開催される「早稲田祭2019」(会場=同大早稲田キャンパス、戸山キャンパス)とのキャンパスの枠を越えたコラボ企画を行う。「早稲田をつなげ!2祭合同クイズラリー」では、3つのキャンパスに設置されるブースを回り、クイズに答えると「早稲田祭オリジナルブランケット」やクリアファイルなどの景品が当たる。
「早稲田大学合格祈願」では会場に、受験のアドバイスが書かれたおみくじとフォトスポットにもなる巨大絵馬を用意し、受験生を応援する。期間中は早稲田キャンパスと西早稲田キャンパス間で無料の連絡バスが運行し、早稲田大学の2つの学園祭を往来できる。
昨年に引き続き、理工展公式アプリをリリース。キャンパスマップや企画内容の確認のほか、「矢口くん」と一緒に撮影できる「AR矢口くん」などの機能がある。新たに通知機能を追加し、理工展の情報を受け取れるようになった。
第66回理工展連絡会の代表・高原遼さんは「本年度の理工展のテーマである『ピース』には2つの意味がある。1つ目は、笑顔で写真を撮るときのピースサインという意味。さまざまな企画を通し、来場者の人が自然と笑顔になってもらえるような学園祭でありたいという思いを込めた」と話す。
「2つ目は、パズルの1ピースという意味。来場者、出展者、大学の関係者、一人一人が理工展の『ピース』として欠けることなく、統一感のある大きな理工展というパズルが完成するようにという意味を込めている。科学の面白さに触れていただける機会なので、来場いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は2日=10時~17時、3日=10時~16時。