早稲田大学公認の流しそうめんサークル「#とこ坂流し」が、早稲田大学戸山キャンパス(新宿区戸山1)にある屋上緑化「戸山の丘」で10月31日、流しうどんを行った。
赤い灯篭でライトアップされた「戸山の丘」で行われた流しうどんの様子
「#とこ坂流し」は、「流しそうめんという楽しさ溢(あふ)れるイベントを通じて多くの人に笑顔になってもらいたい、多くの人と関わりたい」という思いで今年4月設立、6月に大学公認となった新設サークル。8月にはクラウドファンディングに取り組んだ。流しそうめんの装置の製作から当日の運営までを行い、夏祭りなどのイベントの一環として無料で開催してきた。
早大サークルの「早稲田情熱プロジェクト」が戸山キャンパスにある屋上緑化「戸山の丘」に100基の灯篭を設置し、10月31日・11月1日にライトアップを行う「早稲田灯篭プロジェクト」を実施することを知った「#とこ坂流し」代表の野中陽太さんがオファー。保健所などと調整の上、学生生活課の許可も得て、同イベントの中で流しそうめんを実施できることとなった。
衛生面などの理由からイベントでは流水麺を使用しているが、季節柄そうめんの在庫がなく、やむを得ずうどんを使うことに。「戸山の丘」のスロープに全長約18メートルの流しそうめん装置を設置。暗くなり始めた18時の授業終了とともに帰宅する学生たちに声を掛け、約300人が参加した。ハロウィーン当日ということもあり、仮装して参加する人もいた。
「早稲田情熱プロジェクト」代表の原之園(はらのその)光太さんは「11月6日に開催する『早稲田情熱復活祭』の周知も兼ねて、『早稲田灯篭プロジェクト』を開催することにした。野中さんから一緒に流しそうめんをやりたいと声を掛けてもらったことで、多くの人に参加してもらうことができとてもうれしい。これからも『情熱的』な企画を実施し、情熱旋風を巻き起こしていきたい」と意気込む。
野中さんは「動力は使わないので、傾斜がなければ流しそうめんはできない。協力してくれた人たちと『戸山の丘』の傾斜に感謝したい。昨年、所沢キャンパスで流しそうめんを実施してから、もっと多くの人に笑顔になってもらいたいという気持ちで、宮城県・静岡県・神奈川県をはじめ15カ所で行ってきた。今後も流しそうめんを中心とした企画を考え、みんなに笑顔になってもらえるように頑張っていきたい」と話す。