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早大広報誌「早稲田ウィークリー」が1500号達成 共感型広報で大学の今伝える

プレゼントする「ワセダベアクッション」を手にする「早稲田ウィークリー」学生スタッフの文学部3年・我妻はなさんと学生生活課の布施直人さん(左から)

プレゼントする「ワセダベアクッション」を手にする「早稲田ウィークリー」学生スタッフの文学部3年・我妻はなさんと学生生活課の布施直人さん(左から)

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 学生生活に役立つ情報や早大生・卒業生のインタビューなどを伝えてきた早稲田大学の広報誌「早稲田ウィークリー」が11月5日、1500号を迎えた。

紙面での定期発行最後となった「早稲田ウィークリー」1388号と今年3月の卒業記念号

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 早稲田ウィークリーは、「早稲田」の名称で1966(昭和41)年3月に創刊。B4サイズ4ページのモノクロフリーペーパーで、「学生と教職員のコミュニケーションの場、共通の問題を論じる場」として、学内の諸問題について論じたり、奨学課や就職部(現キャリアセンター)の情報を掲載したり、「学園ニュース」を中心に伝えていた。

 同年9月発行の17号からサブタイトルとして「WASEDA WEEKLY」が付き、1973(昭和48)年に早稲田ウィークリーに名称変更。学生運動などが落ち着き始めた1974(昭和49)年ごろからは、サークルの活動報告やゼミ紹介なども掲載するように。357号では現在も続くコラム「えび茶ゾーン」が登場、500号ではカラーの特別号を発行した。

 1990(平成2)年ごろからは早稲田カラーを含めた2色刷に。1996(平成8)年にはフリーペーパー発行と同時にウェブサイト上でも記事が読めるようにした。2003(平成15)年、1000号を達成。2008(平成20)年、A4版カラー8ページにリニューアル。2016(平成28)年4月には、紙媒体からウェブマガジンへ完全に移行した。現在は、「特集」「教育・研究」「学生の活躍」「留学・キャリア」「コラム・お悩み」の5つのカテゴリーでコンテンツを制作している。

 ウェブマガジンへ移行してからは、A4版8ページの誌面に掲載していた記事を1日1~2記事ずつに分けて公開、1週ごとに更新記事をまとめて1号としている。紙媒体は、特別号の「学生生活調査報告書」と、卒業式で配付する「卒業記念号」(卒業生限定)のみ発行している。

 1500号創刊を記念して、早稲田大学オリジナルグッズ「ワセダベアクッション」が当たるキャンペーンも展開。現役早大生が対象で、応募された中から15人分を用意。早稲田ウィークリーのツイッターアカウントをフォローし、2019年度に公開した記事に感想と「#ウィークリー1500」のハッシュタグを付けてツイートか引用リツイートをすると応募できる。キャンペーン期間は11月15日まで。

 早稲田ウィークリーを担当する学生生活課の布施直人さんは「本学では『共感型の広報』を目指している。コンテンツは、読者目線に立ち、学生にとって分かりやすい、興味がありそうな内容を心がけている。現役早大生向けではあるが、周辺地域の情報や幅広い分野で活躍する卒業生、一生懸命取り組む早大生の姿も伝えているので、地域の方をはじめ幅広い方にご覧いただければ」と呼び掛ける。

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