早稲田大学公認の流しそうめんサークル「#とこ坂流し」のマスコットキャラクター「タケちゃん」のツイッターアカウントのフォロワーが11月9日、2000人を突破した。
早稲田大学の昼休みに早稲田キャンパスを散歩する「タケちゃん」
「#とこ坂流し」は今年の4月に設立、6月には大学公認サークルになった。その後、広報を担う役割として、マスコットキャラクター「タケちゃん」を企画。流しそうめんに使う竹をモチーフに、タケノコの妖精として活動する。埼玉県所沢市生まれで、語尾に「ニョキ!」とつける口癖がある。
デザインをしたのは、社会科学部1年の中野純也さん。「#とこ流し」代表で人間科学部3年の野中陽太さんとは以前からの知り合いで、「ゆるキャラを作ってほしい」とオファーを受け制作することに。中野さんは「たくさんいるゆるキャラは、かわいい路線か、その逆をいくパターンが多い。最初かわいい路線で試したら、思いの外うまくいったので、かわいい路線で行くことにした」と話す。
「制作途中で箸を持たせてみたが、『ふなっしー』や『くまもん』は何も持っていないことに気付き、やめることに。試行錯誤する中で、シンプルさを追及し、フォルムは丸く、手足を短く、目は大きくした。タケノコの妖精なので、色は温かみを持たせ、暖色に近い色でまとめた」と振り返る。
ツイッターアカウントは6月17日に開設。6月19日に300フォロワー、7月15日に1000フォロワーを獲得。10月1日には「#とこ坂流し」のフォロワー数を抜き、1806フォロワーを獲得。「#とこ坂流し」のアカウントが「【悲報】#とこ坂流し の公式キャラクター タケちゃんがついに、公式ツイッターアカウントのフォロワー数を抜く」(原文ママ)とツイートした。
10月17日には、「これでついに3次元に進出ニョキ!!」(原文ママ)のツイートで、着ぐるみを発表。「#とこ坂流し」が行うイベントに参加するほか、11月からは毎週木曜の昼休みに早稲田キャンパス内を散歩している。散歩には、「お世話係の女の子」として、文学部2年の吉薗侑未(ゆうみ)さんが同行。着ぐるみを見た人からは「視界が悪いのではないか」という声もあるが、「タケちゃんは妖精でしゃべることができないので、タケちゃんの心を理解できる彼女のお世話が必要」という。
中野さんは「タケちゃんは『世界征服』と書かれた自分のステッカーを配布し始めた。私は大変なものを生み出してしまった。タケちゃんが世界を手中に収める日はそう遠くないのかもしれない」と話す。
吉薗さんは「引き続き、お世話を全力で頑張っていく。一番近くで、タケちゃんの成長を見ていきたい。みんなが知っている早稲田大学のゆるキャラとして認知されるようになれば」と話す。