クラフトコーラ専門店「伊良(いよし)コーラ」が初の路面店「伊良コーラ総本店下落合(以下、総本店)」(新宿区高田馬場3)を2月28日にオープンする。
「伊良コーラ総本店下落合」で「クラフトコーラ(THE DREAMY FLAVOR)」を提供するコーラ小林さん
2018(平成30)年7月に、クラフトコーラ専門店として創業した「伊良コーラ」。移動販売車「カワセミ号」で青山の「ファーマーズマーケット」をはじめ都内を回り、「コーラ」の語源になったコラの木に実る「コーラナッツ」や10種類以上のスパイス、かんきつ類を合わせたクラフトコーラを製造・販売している。
「伊良コーラ」は、代表のコーラ小林さんの祖父で和漢方職人だった伊東良太郎さんが営んでいた「伊良葯工(いよしやっこう)」から屋号と工房を引き継いでいる。さらに祖父が使用していたスパイスの粉砕機や道具を修理して使うとともに、和漢方調合の知識をクラフトコーラの製造に生かしているという。
店舗はクラフトコーラを製造してきた工房を増床し、製造工程が見えるようにした。「クラフトコーラにおいて大事なことは、顔の見える物作りだと考えている」とコーラ小林さん。ドリンクは「クラフトコーラ(THE DREAMY FLAVOR)」(500円)、日本のフレーバーを使った総本店限定の「クラフトコーラ(THE JAPAN EDITION)」(550円)の2種類を提供する。
フードは、クラフトコーラのシロップをかけたコーラフォンデュ「BANANA」「MOCHI」(以上350円)、「PRETZEL」に加え、調理用バナナを焼いた「PLAIN GRILLED BANANA」(以上300円)を用意。クラフトコーラの「魔法のシロップ(Mサイズ)」(2,950円)、「魔法のシロップ(Sサイズ)」(1,200円)のほか、今後はキーホルダーやTシャツも販売予定という。
コーラ小林さんは「これまでカワセミ号で営業をしてきて、今後どうしようか悩んでいた。店の候補地として祐天寺や豪徳寺なども検討したが、『伊良コーラ』の原点である下落合の工房で店を出すことにした」と振り返る。「これまで工房の場所を聞かれ『下落合』と伝えても分からない人が多かったので、『下落合』の名前を広げることで、少しでも地元に恩返ししてきたい。今後は多店舗展開、海外進出なども視野に入れつつ頑張っていければ」と意気込む。
営業時間は金曜~日曜の13時~17時(夏季は18時まで)。