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駅前ロータリーを清掃する「ロータリーの会」 他の早大サークルと初のコラボ清掃

駅前ロータリーを清掃する早大サークル「ロータリーの会」「TAP-LOVERS」「Walkin'」の皆さん

駅前ロータリーを清掃する早大サークル「ロータリーの会」「TAP-LOVERS」「Walkin'」の皆さん

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 早稲田大学の学生サークル「ロータリーの会」が3月27日、タップダンスサークル「TAP-LOVERS」、企画サークル「Walkin'」とコラボして高田馬場駅前ロータリーの清掃を行った。

駅前ロータリーの生け垣にポイ捨てされたごみを拾う「ロータリーの会」の新井国憲さん

 「ロータリーの会」は、早大生の新井国憲さんが、早稲田大学陸上競技同好会の後輩である高橋永遠(とわ)さんに声を掛け立ち上げたサークル。日曜を除く毎日7時30分ごろからロータリーの清掃を今年の1月10日から行っている。現在は早大の非公認サークルだが、公認サークルを目指している。

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 「TAP-LOVERS」は2006(平成18)年設立の早大公認サークル。定期公演や早稲田祭のステージを中心に活動しており、新2年生・新3年生が約80人所属している。「Walkin'」は、2009(平成21)年設立の早大公認サークル。「明日自慢できるバカをしよう。」をスローガンに、「自分たちで作った、自分たちのための企画を、自分たちで楽しむ。」取り組みをしている。いずれもインターカレッジで他大学の学生も所属している。

 今回のコラボ清掃は「ロータリーの会」が企画。週6日清掃しているにもかかわらず、ポイ捨ての状況に変化が見られないため、会の認知向上と早大サークルのメンバーに実際に清掃を経験してもらい、人と人のつながりでポイ捨てを抑止することが目的。清掃に参加したサークルのPR動画を清掃後の駅前ロータリーで撮影し、「ロータリーの会」のツイッターで掲載、広報を手伝う。

 「TAP-LOVERS」の石川諒さんは、友人の紹介で「ロータリーの会」の存在を知った。「清掃に参加するとサークルの宣伝ができると知り、当初は軽い気持ちだった」と振り返る。想像以上のごみが毎朝散乱している現実、それを清掃している同年代の学生がいることを知り、「軽い気持ちで参加したことを後悔した」という。

 清掃中には、年配の通行人から「ありがとう」と声を掛けられる場面も。「声を掛けられたことがうれしく、ロータリーがきれいになっただけでなく、自分の心もきれいになったと思う」と石川さん。「ロータリーへの特別な気持ちが芽生えた。多くの人がロータリー清掃に参加して、この気持ちを実感してほしい。そして、いつかは『ロータリーの会』が必要なくなるほどきれいになってほしい」とも。

 駅前ロータリーに1週間泊まり込んで生活する企画に1月31日から取り組んだ「Walkin'」の八重樫一生さんは「なんとなく存在は知っていたが、ロータリー生活2日目の朝に本当に来て驚いた。そこから毎日、誰もがやれるが誰もやらないことを自主的、献身的に取り組む姿に心の底から感心した。優しくて、面白い人たちで、この人たちに出会えた早稲田に来て良かった」と振り返る。

 コラボ清掃は、このほか「TAP-LOVERS」の椋木しゅりあさん、蒔田紗友梨さん、早稲田大学陸上競技同好会の原快成さんの7人で実施。約1時間をかけて駅前ロータリーを清掃した。清掃後、「TAP-LOVERS」のPR動画を撮影した。

 新井さんは「今回『TAP-LOVERS』『Walkin'』を代表し、清掃に協力いただいた方々には感謝の気持ちでいっぱい。今後も早大生が中心となって問題解決に取り組み、ロータリーがさらに良い場所になることを願っている」と話す。

 「ロータリーの会」では、これまで手袋やマスクの着用、清掃後のアルコール消毒などを行ってきたが、都知事の外出自粛要請などを受け、当面活動を休止する。今後の新型コロナウイルス感染収束の状況などを踏まえ、活動を再開する予定。