戸山公園のそばにある「リスカフェ」(新宿区大久保3)が、床の修繕費用を募るためクラウドファンディングで協力を呼び掛けている。
オープンから5年が経過した同店。「ある日、床がぐらついていたため床下を調査したところ、床を支える土台が腐り始めていることに気付いた」という。これまで応急処置で対応してきたが、いよいよ根本的な改善が必要で、床を全面的に修繕しなくてはいけない状況となっている。
クラウドファンディングの目標額は100万円。床の修繕に必要な目標金額を上回る支援があった場合は、カットケーキを販売するための冷蔵ショーケース購入やロフトの増築など店舗の機能や利便性を向上させる取り組みに充てる予定。9月11日現在、目標額の94%を達成している。
リターンは「ドリンクチケット10枚」(3,000円)、「改装パーティー参加チケット」(5,000円)、「オーナーシェフのレシピアドバイス」(1万円)、「オリジナルパフェorスイーツの命名権」(3万円)、「3カ月ランチ定期券」(5万円)、「床に名前を彫ります&来店都度10%引き券」(10万円)など25種類を用意する。リターンは随時追加している。
店主の前田峻行さんは「これまで何とか応急処置をしてきたが、いよいよ限界の状態。目標金額に到達しない場合は、閉店するしかないという覚悟でクラウドファンディングを始めた。崖っぷちの状態だが、何とかこの状況を乗り越え、パワーアップした心地良い空間として生まれ変わらせたい。来店したことのない方にも支援していただきやすいリターンも用意したので、お一人でも多くの力添えを頂ければ」と呼び掛ける。
クラウドファンディングは9月28日まで。