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西早稲田の「武蔵野アブラ学会」が「冷やし油そば」 「2度目、地域の人にも」

「武蔵野アブラ学会早稲田総本店」の店内に掲示されている「冷やし油そば」のポスター

「武蔵野アブラ学会早稲田総本店」の店内に掲示されている「冷やし油そば」のポスター

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 西早稲田の油そば専門店「武蔵野アブラ学会早稲田総本店」(新宿区西早稲田1)が6月8日、「冷やし油そば」(750円)の提供を始めた。

「さっぱりしたテイスト」を特徴とする武蔵野アブラ学会の「冷やし油そば(大盛り)」(800円)

 共同創業者の木村孝宏さんと角幡陽平さんが板橋区大山で担々麺専門店を営んでいた時に、賄いで油そばを作ったところ、スタッフから好評だったため、メニューでの提供を開始。常連客からも反響を呼んだことで、親しみがあった早稲田に2010年9月、専門店をオープンした。

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 早大生には油そばに加え、公式キャラクター「チン正男」も親しまれている。ロゴ作りも自分でこなす角幡さんが当時担々麺店で使おうとしていた自作のイラストが「早稲田本店の古くて狭くて駄目昭和などうしようもない雰囲気とマッチしている」と気付き、「武蔵野アブラ学会」のロゴにした。「チン正男」に扮(ふん)した角幡さんがツイッターで動画をアップしたり、早大の早大生の企画やサークルに積極的に協力したり、早大生とのつながりが深い。

 系列店では、「冷やし油そば」を毎年夏に提供している。早稲田総本店では過去に提供していたが、取りやめていた。角幡さんは「早大生は真夏の暑い中でも汗水垂らして、通常メニューの油そばばかり食べていて、まったく売れなかった。若者は夏バテしないと分かった。賄いでしか消費されず、冷やしは手間もかかるため提供をやめていた」と振り返る。今回、コロナ禍で客が減っているため、手間のかかる「冷やし油そば」の提供が可能になったという。

 「冷やし油そば」は、油そばにキュウリ、ゆでたキャベツ、ネギをのせる。「酸味を加えたさっぱりとしたテイスト」が特徴。豚バラのチャーシューは角切りにしている。大盛りは50円増し。角幡さんは「学会のたれと『冷やし油そば』の細麺がよく絡み、油そばが苦手な人でも大丈夫な味わいとなっている」と話す。

 今後について角幡さんは「早稲田の街には学生が今いない。これを機に普段いらっしゃらないような地域の人や一般の方にも足を運んでいただき、当店の油そばや『冷やし油そば』を一度召し上がっていただければ」と呼び掛ける。「全国の早大OB・OGや早稲田の街に来ることができない学生にも油そばを届けるために通販の準備をしている。いつ開始できるか分からないが、楽しみに待っていただければ」とも。

 新型コロナウイルス感染症対策として、カウンター席と厨房(ちゅうぼう)の間、座敷のテーブルの中央にビニールシートを設置する。入り口とカウンター、座敷に消毒液を設置するほか、入り口を開放し、店内は常時換気する。

 営業時間は10時30分~24時(短縮営業中)。「冷やし油そば」の提供は、「ヒグラシが鳴き始める頃、なんとなくもう冷やしという感じではないなと思ったら終了する」(角幡さん)。

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