早稲田大学(新宿区戸塚1)が9月25日から、2020年度秋学期の授業についてオンラインを基本とし、教室、教場での授業を一部再開すると7月16日に発表した。
正門が閉じられ立ち入り禁止となっていた時の早稲田キャンパスの様子
早稲田大学では新型コロナウイルス感染症拡大を受け、2020年度春学期の授業を全てオンラインで実施しているほか、学生に対してはサークルなどの対面を伴う課外活動自粛を要請している。学生は、オンラインで新歓を行ったり、パフォーマンス動画を公開したり、コロナ禍に対応した課外活動を行っている。
2020年度の秋学期の授業は、オンラインで実施することを基本としながらも、「3密を避け、ソーシャルディスタンシングを前提とした教室利用を行う」ことで対面での授業を一部再開する。具体的な授業実施方法については学部・研究科によって異なり、8月をめどに学生に知らせる予定。
海外からの留学生、地方出身者も多いことから、通学圏内に移動することが困難な学生に対して不利益にならないような授業を実施し、今後の感染状況によっては、教室で行う授業をオンラインに切り替える。
秋学期のイベントについては、10月に予定されていた大学が主催する「早稲田文化芸術週間」、卒業生組織の早大校友会が主催する「稲門祭2020」といったイベントなども中止を発表している。「早稲田祭2020運営スタッフ」は11月7日・8日に予定している「早稲田祭2020」をオンラインで開催することを発表。サークルや学生団体が参加するために必要なプレエントリーフォームの提出が7月13日までに157件集まっている。