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早大で「WOI'21」 「産学連携の日」と「ベンチャーの日」、マッチングの場提供

早稲田大学のシンボルとして知られる大隈記念講堂

早稲田大学のシンボルとして知られる大隈記念講堂

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 早稲田大学が「早稲田オープン・イノベーション・フォーラム2021(以下、WOI'21)」を3月9日、10日、オンラインで開催する。

「早稲田オープン・イノベーション・フォーラム2021」のチラシ その1

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 早稲田大学は、「世界で輝くWASEDA」の実現への一環として、グローバルなオープンイノベーション環境を創造する「早稲田オープン・イノベーション・バレー構想」を進めるなど、研究力と社会貢献力の向上に注力している。2020年4月には産学連携研究を推進する「新研究棟リサーチイノベーションセンター」(早稲田鶴巻町)が完成。大学地域内にある数カ所の研究拠点を中心に同構想を進めている。

 「WOI'21」は、「産業界、ベンチャー、大学研究者、学生のマッチングの場を提供すること」を目的に開く。早大の研究シーズ、産学連携の成果、成功ベンチャー、上場前ベンチャー、起業を目指す研究者・学生技術シーズを紹介し、オンラインで教員・学生ベンチャーのデモや80超のブース展示も行う。

 昨年は早稲田アリーナで「WOI'20」を開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止になった。今回、そのコンセプトを継承し、出展者、来場者、学内外の関係者の健康と安全を最優先し、オンラインで行うことにした。日本政府、経済界、国内外イノベーティブ企業・大学、シリコンバレーベンチャー育成団体、同大の人文社会科学・理工を含めた研究者が参加し、「新しいイノベーションの創出を目指す」という。

 9日を「産学連携の日」、10日を「ベンチャーの日」として、講演やパネルディスカッションを行う。9日のオープニングには早大の田中愛治総長、「WOI'21」実行委員長の笠原博徳副総長、文部科学省の梶原将大臣官房審議官、経済産業省の萩原崇弘大臣官房審議官が登壇。

 10日には、早大卒業生でもあるフリマアプリ「メルカリ」の山田進太郎CEOらがパネリストとして登壇し、「早稲田大学発ベンチャーを起点とした知の共創の場としてのオープン・イノベーション・エコシステムの構築」をテーマにパネルディスカッションを行う。

 2日間でそれぞれ6つの招待講演、学内講演、13のスポンサー企業の講演に加え、2020年4月に大学間協定を締結した早大とオックスフォード大学のコンピューターサイエンスにおけるトップ研究者の大学間協定記念講演、オックスフォード大学のLouise Richardson総長の基調講演なども行う。

 「早稲田大学ビジネスコンテスト」の優勝者プレゼンテーション、早稲田大学データ科学センターと商学学術院が主催して11月に行われた「第2回データサイエンスコンペティション」の最優秀賞受賞チームのプレゼンテーションといったプログラムのほか、2022年卒の学生向けの就活応援プログラムも用意する。

 開催時間は9日=9時~18時30分、10日=9時~18時。事前申込制。

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