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プログラミングでポケモンを動かすワークショップ、全国のコーダー道場で実現

「プログラミングでポケモンをうごかしてみよう」ワークショップのロゴ画像

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 「CoderDojo Japan(コーダー道場ジャパン)」(新宿区高田馬場1)が、「Pokémon with YOU(ポケモン ウイズ ユー)」(Pokémon は全て大文字表記)より、ワークショップ「プログラミングでポケモンをうごかしてみよう」の無償提供を受け、全国のコーダー道場で同ワークショップの実施が可能になった。

「プログラミングでポケモンをうごかしてみよう」の素材を活用して、プログラミングを行う例

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 コーダー道場は7歳~17歳の子どもを対象にした、日本全国222カ所以上で開催されている国際的な非営利プログラミング道場。2011(平成23)年にアイルランドで始まり、世界では112カ国、2200以上の道場がある。日本でも2012(平成24)年に活動が始まり、毎年1200回以上のイベントが全国各地で開催されている。各イベントはプログラマーやデザイナー、学生や教員など、多様な協力者によって支えられている。

 特定のテクノロジーやテキストにこだわらず、参加者自身が作りたいものを考え、その実現を後押しすることがコーダー道場の特長の一つ。

 「Pokémon with YOU」 は、東日本大震災で被災したこどもたちを支援する活動として2011(平成23)年3月に発足。「ポケモンが寄り添うことで、こどもたちを笑顔にしたい」という思いの下、被災地の訪問や、募金を通じた教育支援などを行ってきた。

 この活動の継続とともに、「ポケモンが、未来を生きるこどもたちが必要な技術を楽しく学ぶきっかけとなれたら」 と、現在はICT 教育の支援など新しい活動にも取り組んでいる。

 2020年12月に開催された コーダー道場関係者が集まるイベント「DojoCon Japan 2020」では、全国から400人以上のコーダー道場運営者・メンター・保護者などがオンラインで参加。当日は「作りながら楽しく学ぶAIプログラミング」などの講演の他、15種類に及ぶワークショップが開催された。中でも、「Pokémon with YOU」との連携により実現した、プログラミングツール Scratch(スクラッチ) を使ってピカチュウやイーブイを動かす体験ができる初心者向けのワークショップ「プログラミングでポケモンをうごかしてみよう」は特に人気を博した。

 今回の取り組みは、このワークショップを全国222カ所以上のコーダー道場でも実施可能にするもの。希望する道場は、利用規約の同意など所定の手続きを経た上で、本ワークショップの実施およびワークショップのための各種素材が利用できる。

 コーダー道場ジャパンの代表理事、安川要平さんは「全国のコーダー道場関係者から、特に立ち上げ当初の場面で『どうやって初心者向けのワークショップなどを実施・周知するとよいのか』という声が寄せられる。本取り組みは、ポケモンの力を借りて、そういった場面で特に役に立つ強力なサポートになると思う。コーダー道場運営者向けのオンライン説明会も実施するのでぜひ参加してほしい。取り組みを通じて、より多くの子どもたちがプログラミングに興味を持つきっかけになれば」と呼び掛ける。

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